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前代未聞の“兄弟対決”はA代表に軍配! 鎌田大地弾などで五輪世代に3発快勝 - SOCCER KING

日本代表とU-24日本代表が対戦した [写真]=Getty Images

 3日、日本代表(SAMURAI BLUE)とU-24日本代表が対戦した。

 3日に行われる予定だった『キリンチャレンジカップ 2021』日本代表vsジャマイカ代表が中止になったことを受け、急きょ開催が決定した夢の“兄弟対決”。試合はチャリティーマッチとして扱われ、交代枠はフィールドプレイヤー7名+GK1名の8名まで認められ、負傷が理由の交代は上記にカウントされないというレギュレーションで行われた。

 試合は開始早々の2分に動く。右コーナーキックから鎌田大地がニアに鋭いボールを送ると、競り勝った大迫勇也が頭ですらす。相手のマークを外して完全にフリーとなった橋本拳人が豪快に押し込み、A代表が早々に先制した。

 A代表は20分、鎌田のスルーパスからペナルティエリア右に侵入した室屋成がグラウンダーで折り返すが、惜しくも中央の大迫には合わない。対するU-24日本代表はその直後、後方からのボールに抜け出した田川亨介が右から中央に侵入。左足でフィニッシュを放つが、ニアの右下を狙ったシュートはサイドネットを揺らす。

 41分、A代表がリードを広げる。橋本が相手の縦パスをカットして前に放り込み、南野拓実が頭でつなぐ。受けた鎌田は冷静にボールを収めると、体をひねって左足を振り、ゴール右下隅に流し込んだ。

 2点のリードで折り返したA代表は、後半立ち上がりの52分に追加点を獲得する。後半から投入された伊東純也が左サイドでボールをキープし、追い越した小川諒也に預ける。小川はペナルティエリアの横からグラウンダーで折り返すと、浅野拓磨が合わせる。これは相手GK沖悠哉に阻まれたが、素早く立ち上がった浅野がこぼれ球を押し込んだ。

 3点を追いかける苦しい展開となったU-24日本代表は80分、菅原由勢が右サイドから高速のグラウンダークロスをするが、中央の前田大然らには合わない。U-24日本代表は終盤押し込む展開が続くが、1点が遠く、試合はA代表の勝利に終わった。

 U-24日本代表の次戦は5日に行われ、国際親善試合でU-24ガーナ代表と対戦する。A代表は7日に2022 FIFAワールドカップ カタール・アジア2次予選でタジキスタン代表と対戦する。

【スコア】
日本代表 3-0 U-24日本代表

【得点者】
1-0 2分 橋本拳人(A代表)
2-0 41分 鎌田大地(A代表)
3-0 52分 浅野拓磨(A代表)

【スターティングメンバー】
日本代表(4-2-3-1)
シュミット・ダニエル(46分 中村航輔);室屋成(81分 山根視来)、植田直通、谷口彰悟、長友佑都(46分 小川諒也);橋本拳人(62分 川辺駿)、守田英正(71分 昌子源);原口元気(46分 古橋亨梧)、鎌田大地(46分 浅野拓磨)、南野拓実(46分 伊東純也);大迫勇也(62分 坂元達裕)

U-24日本代表(4-2-3-1)
大迫敬介(46分 沖悠哉);菅原由勢、橋岡大樹(78分 古賀太陽)、町田浩樹、旗手怜央;板倉滉(78分 遠藤航)、中山雄太(46分 田中碧);三好康児(73分 堂安律)、久保建英(46分 前田大然)、遠藤渓太(46分 相馬勇紀);田川亨介(57分 林大地)

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