AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は29日、グループリーグ第2節を行い、川崎フロンターレは北京FC(中国)を7-0で下した。力の差を見せた川崎Fが怒涛のゴールラッシュで連勝。7月2日に行われる第3節ではユナイテッド・シティ(フィリピン)と対戦する。
川崎Fは初戦の大邱FC戦(○3-2)から6人を変更し、センターバックはDF山村和也とDF車屋紳太郎がコンビを形成。攻撃陣は右ウイングにFW遠野大弥、左にFW長谷川竜也が入り、FW小林悠が最前線でプレー。連続先発となったFW旗手怜央は左サイドバックで起用され、DF谷口彰悟はアンカーの位置に入った。
川崎Fが若手主体の北京FCを圧倒した。まずは前半7分、旗手が逆サイドに展開し、MF橘田健人がクロスを入れると、走り込んだ長谷川が右足で合わせ、先制点。その1分後にも小林のシュートがGKグオ・チュエンボに阻まれた流れから、こぼれ球に反応した橘田が右足で流し込んだ。
2-0とした川崎Fだったが、アクシデントに見舞われる。小林が左膝を痛めてピッチに座り込み、前半34分にFW知念慶との交代を余儀なくされた。それでも、前半41分にはMF脇坂泰斗のスルーパスで遠野が背後に抜け出すと、スピードに乗ったドリブルでペナルティエリア内に侵入。GKとの1対1を制し、右足シュートを沈めた。
3-0で折り返した後半、川崎Fはさらに攻撃の圧を強める。後半1分に橘田が倒されてPKを獲得し、キッカーの知念が右隅に流し込んだ。さらに、後半6分に山村がヘディングシュート、後半11分には脇坂が右足ミドルシュートでネットを揺らした。
川崎Fは攻撃の手を緩めず、6選手がゴールを挙げるゴールラッシュ。交代カードを切って試合を運ぶと、後半14分にはDFイサカ・ゼインのクロスに知念がヘッドで合わせ、ダメ押しゴール。川崎Fが7-0で圧勝し、連勝を飾った。
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