「世界にはヘビーとライトの2つしかなかったんです!」
ロマチェンコはハイテクやマトリックスというニックネームを持つ33歳のウクライナ人で、彼が世界最先端の技術を持つボクサーであることに異論をはさむ専門家はまずいない。変幻自在のフットワーク、あらゆるアングルから的確に放つパンチ。もともとオリンピックの2大会連続金メダリストであり、アマチュアでの戦績は396勝1敗という脅威的なもの。戦績は諸説あるとはいえ、べらぼうに強かったことは間違いのない事実だ。 プロでは14勝(10KO)2敗と二つの黒星を喫しているが、フェザー級からライト級まで3階級制覇を達成し、その珠玉のパフォーマンスは長いボクシングの歴史においても特筆に値すると言えるだろう。 ライト級のブランド力は、WBA世界ミドル級チャンピオンにしてボクシングマニアを自称する村田諒太の言葉を借りて説明したい。「ライト級ですよ! もともと世界には重い(ヘビー)と軽い(ライト)の2つしかなかったんです!」。WOWOWのボクシング番組で村田はこう説明していた。
中谷がロマチェンコに勝てば世界が驚愕する
また、記録サイト「ボックスレク」を検索してみると、ライト級に名を連ねるボクサーは世界で1713人であり、これは二つ上のウェルター級の1743人に次いで2番目に選手数が多い(ちなみにヘビー級は1093人、井上尚弥のバンタム級は747人)。階級によっては強い選手が出る国に偏りが出るのだが、ライト級は国や人種に関係なく、最も選手の集まりやすい激戦区と言うことができる。 この試合の価値が少しお分かりいただけただろうか。中谷がもしロマチェンコに勝てば、世界中のボクシングファンが「マ、マジか!!」と驚愕するのは間違いない。では、中谷に勝ち目はあるのか? ここからは試合の行方を占ってみよう。
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