エンゼルスの大谷翔平投手は4日(日本時間5日)、開幕4戦目の本拠地・ホワイトソックス戦で「2番・投手」で出場した。今季初登板は渡米後初の投打同時出場。初回を最速100.6マイル(約161.9キロ)の剛速球で無安打無失点に抑え、初回の第1打席で2試合ぶりの2号本塁打を放った。
球団先発投手の本塁打は元巨人クライド・ライト以来49年ぶり
■エンゼルス ー Wソックス(日本時間5日・アナハイム)
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エンゼルスの大谷翔平投手は4日(日本時間5日)、開幕4戦目の本拠地・ホワイトソックス戦で「2番・投手」で出場した。今季初登板は渡米後初の投打同時出場。初回を最速100.6マイル(約161.9キロ)の剛速球で無安打無失点に抑え、初回の第1打席で2試合ぶりの2号本塁打を放った。
自らの投球を助ける豪快弾だ。初回。右腕シーズからアーチをかけた。メジャー通算49本塁打で、城島健司を抜いて日本人単独3位に浮上。打球速度115.2マイル(約185.4キロ)、打球角度は21度。飛距離451フィート(約137.5メートル)は公式戦自己最長だ。
ア・リーグ先発投手が本塁打を放つのは1972年シーズン最終戦のロリック・ハリソン(オリオールズ)以来49年ぶり。チーム先発投手の本塁打は1972年9月8日の元巨人クライド・ライト以来で、いずれもア・リーグにDH制が導入される前だ。1973年のDH制導入後、ア・リーグ先発投手がア・リーグのチームを相手に本塁打を放ったのは史上初めてだ。
メジャー公式戦でDH解除は2016年6月30日のジャイアンツ・バムガーナー(現ダイヤモンドバックス)以来1739日ぶりだ。球団によると、「2番・投手」は1902年9月1日のワッティー・リー(セネタース)、1903年9月7日のジャック・ダンリービー(カージナルス)以来118年ぶり史上3人目。投手、野手として3シーズンプレーしたのはボビー・レイス(1935年ブルックリン・ドジャース、1936、38年ボストン・ビーズ)以来83年ぶりだという。
大谷が公式戦でリアル二刀流で出場するのはNPB時代の2017年10月4日以来1278日ぶりだ。NPB時代、投打同時で計14試合出場。投手では9勝1敗、防御率1.36。計86回1/3で110奪三振、33四死球と抜群の成績を残し、打者としても打率.289(38打数11安打)、1本塁打、5打点と勝負強さを見せていた。
この試合は米スポーツ局「ESPN」で全米中継された。登板前日、大谷は「自分で打って得点が入った時はアグレッシブにマウンドで攻めていける。守りに入ることなく常に攻める気持ちでマウンドにいける」と語っていたが、ド派手な活躍を見せた。
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