東京五輪まであと3カ月となった中、第4波とみられる新型コロナウイルスの感染拡大にともない、政府は同日にも都や大阪府などへの3度目となる緊急事態宣言を決定する見込み。国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は21日の理事会後の会見で、緊急事態宣言について「ゴールデンウイークに向けた予防措置だと理解している。東京五輪とは関係がない」と述べ五輪開催への影響を否定したが、丸川五輪相は「バッハ会長が東京大会との関連性を否定したとの報道は知っているが、政府としては感染対策に全力を尽くす。正直、これから先を見通すのは難しい状況。安心安全の環境を作る準備を進めたい」と、同調はしなかった。
バッハ会長と「同じ認識か?」との問いには「直接お会いしていないので、認識は確認していない。少なくとも主催者としてのお考えだろう」と話すに止めた。
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