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英王子もスーパーリーグ懸念 欧州サッカー、社会問題に - 時事通信ニュース

2021年04月20日13時05分

ウィリアム英王子=2020年1月、西部リバプール(AFP時事)

ウィリアム英王子=2020年1月、西部リバプール(AFP時事)

 【ロンドン時事】ウィリアム英王子は19日、欧州の強豪クラブが創設で合意したサッカーの「欧州スーパーリーグ」について「ファンの懸念を共有する」とツイッターに書き込んだ。英政府が創設を全力で阻止する姿勢を示すなど、世界的な人気スポーツの行方は大きな社会問題に発展している。

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 王子はイングランド・サッカー協会の総裁を務めている。投稿では「トップレベルから草の根に至るまでのサッカーコミュニティー全体と、その核となる競争と公平性の価値を守らなければならない」と訴えた。
 政府も反対姿勢を強めている。ジョンソン首相は19日、「この国のサッカーにとって良いニュースではない」と強調。ダウデン・スポーツ相は議会答弁で「阻止するためにできることは何でもする」と表明し、競争法(日本の独占禁止法に相当)などを使った介入を示唆した。
 調査会社ユーガブは英国民を対象に緊急世論調査を実施。スーパーリーグ創設に賛成は3%、反対が41%に上った。ただ、46%が「どちらでもない」と回答した。スーパーリーグには、イングランドから最多6チームが参加を表明している。

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