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日本男子初のメジャー制覇見えた!松山英樹はキャディー助言に反論、イーグルもぎ取り「65」【マスターズ】 - 中日スポーツ・東京中日スポーツ

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第3Rを終えた松山英樹(左)は早藤将太キャディーとグータッチ(AP)

第3Rを終えた松山英樹(左)は早藤将太キャディーとグータッチ(AP)

◇10日 男子メジャー マスターズ第3日(米ジョージア州、オーガスタナショナルGC)

 松山英樹(29)=レクサス=が65と7つ伸ばす猛チャージで通算11アンダーにし、後続に4打差をつけて初めて首位に立った。第3Rは1イーグル、5バーディー。最終日は日本人男子の悲願である初のメジャー制覇がかかる。

   ◇   ◇

 悲願であるメジャー制覇まで、松山が残り18ホールまで近づいた。2位に4打差をつけて首位で迎える最終日。「(メジャー最終日を首位で迎えるのは)初めてなので、どうなるか不思議な感じがある」。興奮はあるだろうが、その表情には出さない。7つ伸ばした第3Rは、もう終わったこと。引っ張りダコとなったプレー後のインタビュー中、松山は冷静に最終日を見すえた。

 第3Rはオーガスタでの自己ベスト65、この3日間の全選手中、初めてボギーなしのラウンドだった。フェアウエーをとらえたのは5回で、第1R10回、第2R11回から半減した。それでも1イーグル、6バーディーを支えたのは、勝負どころの状況判断だ。

 15番パー5、残り208ヤードの第2打。5番アイアンを手渡した早藤将太キャディーは「しっかり打って」と助言した。だが松山はここまでのショットの感触とやや逆から吹く風向きから、「何言ってんだ」と反論。引っかければ池もある状況を、あえて左から右に流すカット軌道で攻め、ピン右1・5メートルに止めた。イーグルは3日連続だ。

 さらに18番パー4、グリーン奥からピンまで25ヤードの下り、カラーからカップまでは5メートルほどしかない大ピンチの3打目。松山はかなり手前でバウンドさせるランニングアプローチで転がし、60センチに寄せて切り抜けた。

 松山が過去に最もメジャーVに近づいたのは2017年の全米プロだった。最終日の前半を終えて単独首位に立ったが、後半は5つボギーをたたいて自滅。悔し涙を流し、「勝てる人になりたい」と声を絞り出した。それ以降は燃え尽きたように不振に陥り、勝利はなし。2位まで行った世界ランクは現在25位に落ちている。「しっかりできる準備をして明日を迎えたい」。最終日は、日本のゴルフ界とともに松山自身の3年間を払拭(ふっしょく)する戦いになる。

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