サッカー元日本代表の本田圭佑(35)の新天地は、バルト3国のリトアニアとなった。14日、新天地をYouTube公式チャンネルのライブ配信、プレミアム音声サービスの「Now Voice」などで報告した。
いきなり、YouTubeで契約書にサインしているとみられる場面から。背番号3のユニホームとともに、記念撮影した。
「今はリトアニアにいます。9カ国目です。オファーをいただいて、ここに来ることを決めました。決めるまではそんな時間かからなかったですね」
3番は「空いている番号が3番と2桁しかなくて。迷わなかったですね」と説明した。
視聴しているユーザーからも年俸は? 「言えないです(笑い)」。何点目指す? 「残り10試合くらいで、ずっと試合やってなかったので、いつ出るかですが、試合数分の点数を目指したい」とした。
クラブについては、しばらくした後、明かした。
チーム名は「長かったですけど何て言うんですか?」と確認した上で、同国の強豪スドゥバ・マリヤンポレだと明かした。
現在リトアニア1部リーグ首位に立つ。日本と同じ春秋制で争われており、26試合を終え勝ち点55(17勝4分け5敗)で、2位に勝ち点4差をつけている。
リーグの立ち位置の指標となる欧州連盟(UEFA)の最新の国別のランキングでリトアニアは33位。1つ前にプレーしたネフチのアゼルバイジャンは30位と、ほぼ同レベルとみることもできる。同じくUEFAのクラブランキングはリトアニアで最上位の111位。香川真司がプレーするギリシャのPAOKは104位でほぼ同じ立ち位置となる。
日本の名古屋グランパスでプロになりオランダ、ロシア、イタリア、メキシコ、オーストラリア、ブラジル、アゼルバイジャンに続いて何と9カ国目。自身の出身地を「アース(地球)」と表現したこともある本田らしいキャリア、選択となる。
11日のYouTubeライブ配信で「日本を含めると8カ国でプレーしてきました。現役の続行を、続行というか、単純にサッカーを続けると意思決定をしていて、最近いくつかのクラブからオファーをもらっていて、9カ国目、決めようかなと思っています」と口にし「どこのクラブ、どこの国かは、おいおい、ここの場所(YouTube)か、どこかで発信できたら」と話していた。
◆本田圭佑(ほんだ・けいすけ)1986年(昭61)6月13日、大阪府生まれ。摂津FC-G大阪ジュニアユース-石川・星稜高-名古屋-VVVフェンロ(オランダ)-CSKAモスクワ(ロシア)-ACミラン(イタリア)、パチューカ(メキシコ)やボタフォゴ(ブラジル)などでプレー。2008年北京五輪の日本代表。ワールドカップ(W杯)は2010年南アフリカ大会から、14年ブラジル大会、18年ロシア大会と3大会連続出場し2度の16強進出に貢献。全3大会で得点とアシストを記録。国際Aマッチ通算98試合37得点。W杯ロシア大会で、日本代表を退き、今年夏の東京五輪日本代表を目指したが落選。182センチ、74キロ。左利き。選手でありながら、カンボジア代表を実質的な監督として指揮しており。起業家、投資家としても精力的に活動する。
◆リトアニア リトアニア共和国。ヨーロッパ北東部のバルト海に面するラトビア、エストニアとともにバルト3国で知られる。首都はビリニュス。旧ソ連から1991年に独立した。国土のほとんどが農地と森林で「森と湖の国」として知られる。バスケットボールが盛んで、男子の代表チームは五輪でメダルを獲得している。
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