■「パナソニックオープン」 9月23日ー26日
城陽カントリー倶楽部(京都府)6967yard/ Par72 ▼25日・大会3日目
最終日を前に通算15アンダーの首位に3人。
永野竜太郎と、芦沢宗臣(あしざわ・ひろたか)と、大岩龍一。
いずれも、ツアー初優勝がかかる。
永野は、プロ15年目の悲願に挑む。
依然として「あぁ城陽か〜」と、思わずため息が出るほどの苦手意識は変わらず、この日はツアータイ記録のハーフ28を出したデロスサントスや、1番から5連続バーディを記録した@河本力さんらのラッシュを確認してからスタート。
「なんでみんなそんなにスコアが出るんだろう?」と、首をかしげながらも「68」で、自身も4つ伸ばして上がれた。
「結果論ですよ」と、謙遜したが、「いい位置には変わりない。楽しみ」。
プロ3年目の大岩は、1差2位から出て1イーグル、6バーディ、2ボギーの「67」で永野に追いつき「当然、意識しています。昨日も言いましたが、5つ伸ばしたら優勝を意識してプレーすることになる、と」。
3日目に首位に立つのは初めての経験。
でも、今年は予選通過を果たした全6試合でトップ10入りを続けて最終日最終組は3度目。
もう幾度目かのV争いで、「緊張しないのは無理」と経験済みだ。
その中でもこの日は、「永野さんがいいプレーでスコアを伸ばしていても、周りを気にせず、だいぶ落ち着いてプレーができた。その辺は経験が出たのかな」。
最終日を前に自信を深めることができて「明日もどういう風に転んでも楽しみ。待ち遠しい」。
永野VS大岩。
同じメーカー契約同士。
3日目に続いて最終日もまた同組で直接対決だ。
永野は9歳も下の大岩を「PINGのエース」と評価する。
「実力の世界です。そういうのは全然、譲ります」と、今年好調が続く後輩を絶賛。
「明日も、刺激し合いながらいけたらいい」。
でも、初Vは譲れない。
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