ヴィッセル神戸のMFアンドレス・イニエスタ(37)が、後半25分に交代した後、ベンチで怒りをあらわにする場面があった。

イニエスタは、札幌戦に先発したが、試合展開がうまく運べず途中交代。ベンチに下がった後、目の前にあった給水ケースを蹴ったり、スパイクを地面に投げつけるなど、普段は冷静で紳士的なイニエスタが珍しく怒りをあらわにし、サポーターも心配そうに見つめていた。

試合は、神戸が接戦を制し、3試合ぶりの白星。前掛かりの札幌に押し込まれていた前半22分、右サイドからFW武藤が抜け出し、ペナルティーエリアに進入。折り返しをMF中坂勇哉(24)が右足でネットに突き刺し、その1点を守り切った。

劣勢の中、ホームで勝ち点3を獲得し、試合終了後はイニエスタも、チームメートと一緒にサポーターの周りを歩き、手を振るなど、普段通りに対応した。

そしてその後、自身のツイッターを更新。まずは「良いプレーを出しているタフなチームと勝ち点3を獲得できました」と、接戦を制したチームメートをねぎらった。

続けて「自分らしくない、不適切な行動を示したので、サッカーファンやサポーターの皆さんにわびます。時々フラストレーションがたまりますが、僕はそのような人ではありません。申し訳ありません」と、謝罪の言葉を書き込んだ。