第104回全国高校野球選手権大会は21日、今大会3度目の休養日を迎えた。初の決勝進出を果たした下関国際(山口)はこの日、甲子園球場で練習。オンライン取材に応じた坂原秀尚監督(45)は「ピッチャーの古賀と仲井は体を休ませるメニューでいきました。その他の選手は疲れもなく、バッティング練習に時間を割きました」と説明した。
準決勝の近江(滋賀)戦で2回途中降板したエース古賀康誠投手(3年)には「休養十分だな。じゃあ明日はどこで投げるか分かるな?」と伝えたことを明かし、先発起用を明言。これまで通り最速147キロ右腕の仲井慎内野手(3年)との継投を基本線に戦い抜く。
準々決勝では秋春の王者、大阪桐蔭を破るなど勢いに乗るダークホース。決勝戦の仙台育英(宮城)に勝てば、山口県勢では1958年(昭33)の柳井以来、64年ぶり2度目の優勝だ。エース古賀は「準々決勝はいい投球ができなかった。ストライクゾーンにきてなくて、浮いたりした。決勝では自分が思うような投球がしたい」と、意気込んだ。
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