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「イライラしかない」 渋野日向子は“初見”の18番でダボフィニッシュ - ゴルフダイジェスト・オンライン

◇シモーネ アジアパシフィックカップ 初日(18日)◇ポンドックインダGC(インドネシア)◇6806yd(パー72)

いいショットもあった。粘り強いパーセーブもあった。しかし、渋野日向子は「もう、なんも(全部)忘れた。最後でイライラしかない」と苦笑交じりに言った。最終18番(パー5)でダブルボギー。妹・暉璃子と初めての同組を堪能しても、自らのプレーには手厳しかった。

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バーディ直後の3番でショートパットを外してボギーも、続く4番でセミラフからピンに絡めるバウンスバックを決めた。6番(パー5)の3パットにも気持ちは切らさない。9番(パー5)では1Wショットが乱れたが、4m近いパーパットを沈めてパーセーブ。後半14番(パー5)でバーディを奪って1アンダーとした。

スコアを崩した18番は、今週に入って初めてプレーしたホールだった。インコースを回った16日(火)の練習ラウンドは、17番(パー3)のティショットを打ったところで雷雲接近のためコースがクローズ。1番から出た前日のプロアマ戦も、やはり荒天によって後半途中で打ち切られた。

右サイドのフェアウェイから3Wを握った2打目は池が広がる左サイドへ飛んだ。「全然、距離感が分からず。とりあえず看板(までの距離)だけ(距離測定器で)測って、あの方向で大丈夫やろうと思ったところが、全然ダメやった」。ボールは斜面に止まり、3打目はさらに深いラフへ。グリーン方向を狙った4打目はほとんど飛ばせず、5打目で真横のフェアウェイに出さざるを得なかった。3mほどをねじ込むダブルボギーに「やっぱり練習ラウンドは大事」と冗談めかして笑い、悔しさをのみ込んだ。

優勝争いを演じた2週前の「AIG女子オープン」(全英女子)以来となる実戦。2週後の「Danaオープン by マラソン」(9月1日~/オハイオ州ハイランドメドウズGC)での米ツアー復帰を前に弾みをつけていきたい。(インドネシア・ジャカルタ/亀山泰宏)

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