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巨人・中田翔 戸郷力投に「なんとかしたいなと」決勝弾 元同僚・大谷の快挙には「別に驚かない」 - スポニチアネックス Sponichi Annex

セ・リーグ   巨人2―1中日 ( 2022年8月10日    バンテリンD )

<中・巨>9回の守備に就く際、ファンの拍手に帽子をとって応える中田(撮影・河野 光希)
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 巨人の中田翔内野手(33)が中日戦(バンテリンD)の9回に劇的な決勝ソロアーチを放ち、戸郷翔征投手(22)にプロ初の2桁勝利をプレゼントした。

 「6番・一塁」で先発出場。1―1で迎えた9回だった。これまでも巨人打線の前に立ちはだかってきた相手守護神、R・マルティネスの前に岡本和が空振り三振、ウォーカーが一ゴロに倒れて2死走者なし。8回までに12三振を奪い、5安打1失点と好投を続けてきた戸郷はすでに138球を投げており、もう後がない状態となっていた。ここで第4打席に入った中田は1ボール2ストライクからの7球目、真ん中高めの150キロを叩くと、打球は左翼ポール際に飛び込む13号ソロ。中田はバットを放り投げ、マウンドの相手守護神は両手を膝に付けてガックリとうなだれた。中田はチームがこの日放った全6安打のうち3安打を放ち、猛打賞も記録している。

 試合後、中田との一問一答は以下の通り。

 ――ホームランは狙っていた

 「いや、いや、狙ってないですけど、球が相当強いピッチャーなので、それに振り負けないようにということだけを意識していました」

 ――球種は

 「カット?スライダー?たぶんインコースに抜けてきたスライダーかカットだと思うんですけど」

 ――打った瞬間という当たり

 「打った瞬間、本当に“切れないでくれ”というのだけを願って打球を見ていましたけど」

 ――戸郷が頑張っていた

 「本当に粘り強く投げていたので、なんとかしたいなという気持ちがあの打席は凄く強かったですし、9勝していたということで、それプラス気持ちも自分自身も高まっていましたし、いい結果になってくれてよかったなと思います」

 ――コロナの療養期間も。体の張りは

 「そうですね、張りであったり、もちろんそういうものはありますし、みんなね、体の状態が万全で試合に出ているというのは、この時期にそうそうないと思うので、粘り強くみんなでやっていければいいなと思います」

 ――家の中でできることをしていた、と

 「トレーニングだったり、素振りだったり、家の中でしかできないこと、限られていると思うのでね、そういうのはしっかりやりながら準備はしていましたけど」

 ――大谷が快挙

 「別に驚かないというか、一番近くでアイツの凄さというものを見てきたのでね、別に驚かないですけど、いちファンとしてもっともっと頑張ってくれるのを応援したいと思います」

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