国際連盟(FIFA)ランキング24位の日本代表は7日午後6時(日本時間8日午前0時)から同71位の中国とW杯カタール大会アジア最終予選B組第2戦を戦う。この日は試合会場で最終調整。オマーンとの初戦に0-1で敗れた森保一監督(53)は2連敗すれば自身の進退問題に発展する可能性がある。選手時代の1993年10月にW杯初出場を逃した因縁の地で、「ドーハの悲劇」を繰り返すわけにはいかない。 因縁の地から反転攻勢に打って出る。1993年10月28日、W杯米国大会アジア最終予選で後半ロスタイムにイラクに同点ゴールを許し、W杯初出場の夢が散った「ドーハの悲劇」。当時ピッチに立っていた森保監督は28年の歳月を経て、再びこの地で正念場を迎えることになった。 「私自身の思い出は過去のこと。いまは日本代表の監督として、次の中国戦に勝てるように、最善の準備をすることしか考えていない」 初戦で格下オマーンにホームで不覚を取り、いきなり崖っぷちに立たされた。W杯初出場を果たした98年フランス大会以降、日本は最終予選で連敗したことはない。中国との第2戦にも負けるようなことになれば、監督の進退問題に発展する可能性がある。 前回ロシア大会の最終予選でも、日本は初戦でアラブ首長国連邦(UAE)にホームで黒星を喫した。しかし、続くアウェーのタイ戦は先発3人を入れ替えて勝利し、そこから盛り返して最終的に6勝2分け2敗の勝ち点20でB組を1位通過した。今回も突破ラインは勝ち点20前後と見られ、日本は残りのホームで4戦全勝、なおかつアウェーで最低2勝しなければ、7大会連続7度目のW杯出場が危うくなる。 初戦は中央の守備を固めるオマーン相手にサイドに追いやられ、攻撃が手詰まりになった。「選手たちに意思統一できる絵を持たせることをやらないといけなかった」と森保監督は反省する。チームが掲げてきた「連係連動」をピッチで表現するため、中国戦に向けて可能な限り選手たちと対話し、戦術の意図を伝えたという。 「相手は日本を分析して、モチベーションも高く死に物狂いで来る。その上を行く準備をしないといけない」 ドーハで再び悲劇の主人公を演じないために、求められるのは勝利の2文字。先発メンバーの再考を含め、指揮官の手腕が問われる。 ★中国は 中国は新型コロナウイルス感染症対策で渡航制限があるため、9月のW杯予選2試合はドーハで戦うことになった。当地での事前合宿を経て、2日の初戦はオーストラリアと対戦。守備の連係不足から0―3で敗れたが、日中の気温が40度を超える環境への適応では日本より優位に立つ。ブラジル出身FWエウケソンを筆頭に帰化選手4人がメンバー入りし、組織より個人技を重視した戦い方をする。試合会場のハリファ国際スタジアムは屋外競技場だが、冷房設備が完備されている。
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