常盤山部屋の貴景勝は先場所、11勝4敗でならんだ平幕の熱海富士との優勝決定戦を制して4回目の優勝を果たしました。
30日発表された九州場所の番付で2場所連続の優勝を目指す貴景勝は先場所の西の大関から東の大関になりました。
また、先場所で東の大関だった霧島と、新大関として臨んだ先場所で8勝7敗と勝ち越した豊昇龍はいずれも西の大関に座りました。
先場所、東の前頭筆頭で8勝7敗と勝ち越した北勝富士は西の小結となり、3年半ぶりに三役に返り咲きました。
先場所、優勝争いをけん引した熱海富士は東の前頭15枚目から大きく番付を上げ、東の前頭8枚目となりました。
新入幕は東白龍、美ノ海、狼雅、北の若の4人で、新入幕の力士が4人となるのは10年ぶりです。また、二所ノ関部屋の友風が東の前頭14枚目で幕内に復帰しました。
友風は令和元年の九州場所で右ひざに大けがを負い、その後、6場所連続で休場して一時は番付を序二段まで落としましたが、4年ぶりの幕内復帰となりました。
一方、春日野部屋は碧山が先場所、東の前頭14枚目で5勝10敗と大きく負け越し、九州場所では東の十両筆頭まで番付を下げました。
これによって昭和42年の九州場所から続いていた春日野部屋の幕内力士の連続在位記録が途絶えました。
大相撲九州場所は来月12日に福岡市の福岡国際センターで初日を迎えます。
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