J3を戦うFC大阪はJ2自動昇格圏まで6ポイント差と昇格争いを繰り広げていたが、同日にJリーグから「J2クラブライセンス交付規則における競技基準S.02『アカデミーチーム(U-15チーム)』が未充足のため」としてJクラブで唯一J3クラブライセンスの交付クラブに。今シーズンの結果に関係なく、J2に昇格することができなくなった。
FC大阪の近藤祐輔社長はクラブ公式サイトを通じて「今季の昇格を目指し全力で戦ってくれていた選手スタッフはじめ、ファン・サポーターの皆様には、大変申し訳なく思っており、非常に悔しい気持ちでいっぱいです」と心境を吐露しつつ、「パートナーをはじめとするステークホルダーの皆様にも、昇格へのご期待をいただいておりましたので、クラブにとって非常に残念な結果となってしまいました。ライセンス申請に向けてご協力をいただいた関係各位の皆様にあらためて感謝申しあげます」とコメントした。
一方で「Jリーグクラブライセンスの基準に対しての相違がありました」とし、「昨今、スタジアム要件の不確定要件が残されていても、暫定的特例処置でクラブライセンスが交付されているクラブが多くある中、アカデミーのライセンス基準に対して、リーグの指導のもと進めてきたのにも関わらず、今回の理事会での不交付となったことは、我々にとって納得のいくものではありません」と見解を示している。
近藤社長によるとFC大阪U-15には17選手の加入が内定していて、来年2月からの高円宮杯U-15サッカーリーグ大阪アドバンスリーグへの参戦に向けて今年中に活動を開始するという。
その上で「今回のことを真摯に受け止め、FC大阪はここで立ち止まらずJ2クラブライセンスにおける課題を解決し、さらなる飛躍を目指して挑戦して参ります」と思いを伝え、今シーズンの残り6試合に向けて「クラブ一丸となって最後までJ3優勝を目指してまいりますので、引き続きご声援の程、宜しくお願い申し上げます」と呼びかけている。
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