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大谷翔平が“2大名物制覇弾” フェンウェイ名物「ペスキーズ・ポール」とは? - Full-Count

“ミスター・レッドソックス”ジョニー・ペスキーが由来

■エンゼルス 6ー5 Rソックス(日本時間17日・ボストン)

 エンゼルスの大谷翔平投手は16日(日本時間17日)、敵地のレッドソックス戦で「3番・指名打者」で先発出場。4打席無安打で迎えた9回の第5打席で起死回生の逆転12号2ランを放った。チームは6-5で勝ち、連敗を4でストップした。

 起死回生の一発は、1点を追う9回2死一塁。守護神バーンズから「ペスキーズ・ポール」と呼ばれるフェンウェイ・パークの右翼ポール際へかっ飛ばした。シーズン12本塁打はブレーブス・アクーニャJr.、マリナーズ・ハニガー、ヤンキース・ジャッジに並んでメジャートップタイ。打球速度97マイル(約156.1キロ)、飛距離372フィート(約113.4メートル)、角度36度だった。

 ペスキーズ・ポールとは1942年から選手、監督、コーチを務めた「ミスター・レッドソックス」ジョニー・ペスキーがルーツ。新人から3年連続200安打を記録した安打製造機で現役通算17本塁打のみ。左打ちの175センチ内野手で、大リーグ公式サイトによると、「ペスキーはホームプレートからわずか302フィート(約92.0メートル)の右翼ポールの恩恵を受けることがあった」という。

 後に同僚だったメル・パーメルが右翼ポールを「ペスキーズ・ポール」と名付けて浸透。2006年9月27日のペスキーの87歳の誕生日に正式命名され、今ではファンや選手たちのサインが書かれているという。

 大谷は14日(同15日)の3連戦初戦では左翼後方にそびえる高さ11.3メートルのグリーンモンスターを越える11号ソロ。この3連戦中に球場2大名物を制覇した。次は右翼スタンドで1席だけ赤く染まった「ローン・レッド・シート」? 1946年6月9日にテッド・ウィリアムズが放ったフェンウェイ・パーク史上最長502フィート(約153.0メートル)を超える一発を期待したくなる。

(Full-Count編集部)

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