エンゼルス大谷翔平投手(26)がメジャー4年目で初の中5日で先発マウンドに上がる。11日午後7時10分(日本時間12日午前9時10分)開始のアストロズ戦で今季5度目の登板に臨み、2勝目を目指す。10試合に先発した1年目は全て中6日以上を空けて登板。2試合の登板だった昨年も中6日だった。今季はここまで投打を合わせて全34試合に出場。登板前日の10日は5打数無安打で連続安打が4試合で止まったが、状態は万全だ。

前回、5日のレイズ戦では5回0/3で1安打無失点も、救援陣が逆転されて2勝目はお預けとなった。今回の登板で1回1/3以上を投げれば、投球回20イニング以上かつ野手で20試合の先発出場(1試合3打席以上)の条件を満たし、投手登録から「Two-Way-Player(二刀流選手)」に切り替わる。投手と野手に二刀流選手が加わることで、チームのロースター構成でも柔軟に対応できるようになる。

また、DHを解除して投打で起用するプランについて、マドン監督は「彼は(両方)やりたいと言っている。我々も、それに向けて調整する」と話した。リアル二刀流での出場なら今季3度目で、本塁打を打てばメジャー単独トップとなる可能性も十分にある。現在チームは16勝18敗でア・リーグ西地区の最下位。3連勝と上位浮上へ、大谷の活躍が鍵となる。【斎藤庸裕】