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【ボストン(米マサチューセッツ州)16日(日本時間17日)=竹濱江利子通信員】米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平投手(26)がレッドソックス戦に今季初の「3番・DH」でフル出場し、1点を追う九回に逆転の12号2ランを放った。九回以降の決勝本塁打はメジャー4年目で初。再び両リーグトップに並ぶ衝撃弾でチームは6-5で勝利し、連敗を4で止めた。ジョー・マドン監督(67)は「火山が爆発したような、最高だった」と絶賛した。
大谷が感情を爆発させた。両手をたたいてダイヤモンドを回り、ホームイン後は何度も叫んだ。1点を追う九回2死一塁。レッドソックスの守護神バーンズが投じた初球、97マイル(約156キロ)の内角直球をすくい上げた打球は、フェンウェイ・パーク名物の右翼ポール「ペスキーズ・ポール」を巻くようにスタンドに飛び込んだ。
「何とか勝てたことは大きい。切れないでほしいなというだけで(打球の行方を)見ていた。ちょっとタイミングを早めにというか、(手首の)返しが早かったのでフック気味になった」
敵地は静まりかえり、今季初黒星を喫したバーンズは「今までに見た中で、最も身体的に恵まれた選手」と脱帽した。大谷は過去3度、九回に本塁打を放っているが、九回以降では4年目で初の決勝弾。大リーグ通算59本塁打のうち最も重要な場面での一発かと問われると「そうだと思う」とうなずいた。
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