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巨人中田翔、移籍後5打席目で“巨人1号”「忘れられない1日に」一問一答 - ニッカンスポーツ

日本ハムからの電撃無償トレードで巨人に加入した中田翔内野手(32)が、移籍後5打席目で「巨人1号」を放った。3点を追う7回1死二塁、DeNA今永の初球144キロ直球を左翼席上段に運んだ。特大の1号2ランで勢いづけると、続くウィーラーが2者連続本塁打を放ち、引き分けに持ち込んだ。今季の本塁打は日本ハムの選手として放った5月1日西武戦(札幌ドーム)以来、約4カ月ぶりの5本目となった。試合後の一問一答、全問は以下の通り。

   ◇   ◇   ◇ 

-本塁打の打席はどういう心境で入ったか

今永君は球界を代表するピッチャーと思っているので、1打席目も2打席目も、自分が思っていた以上に球が鋭かったというか、想定していた以上の球を投げ込まれていた。多少の焦りはあったんですけど、初球から甘いところに来たら自分のするスイングを心掛けようと思っていたので、打てて良かったです。

-2打席目までは直球で攻められていた。3打席目は直球の意識があった

真っすぐというのもあったんですけど、それよりも結構インコースを使って、映像とちょっと違っていたので。結構インコース使うんだなと思いながら、僕だけかもしれないですけど、インコース結構多いなというので。打った打席は6-4ぐらいでインコースに目付けを変えたので、それが良かったのかなと思います。

-守備につくときに一礼していた。心境は

そこに関しては、ファイターズから変わりはないんですけど。こうやって大きな拍手をジャイアンツファンの皆さんからいただけると思っていなかった。本当に感謝しかないというか、本当に当たり前のことではないと思うので、本当にありがたいなという気持ちで一周していました。

-初スタメンで迎える試合前の心境は

試合勘もだいぶ離れて久々だったっていうのもあったのですごく緊張はしていたんですけど。1打席目は、ちょっと足が軽く震えているぐらい緊張はしていたんですけど、2打席目からはしっかりと自分のスイングを心掛けていけたかなと思います。

-打席で足が震えた経験はこれまでにあったか

毎年、開幕戦の1打席目とかはあるんですけど、ちょっと違った緊張感というか、なんかこう、自分自身ふわふわしてしまっているような感じはありました。

-そういう緊張の中で敗戦ムードのチームを救えたのは自信につながる

僕のホームランというより、その後ウィーラーが続いてくれたので。本当にウィーラーさまさまですけど、僕は一からやっていくしかない。その中でこうやってファンの皆さんから声援をもらえているというのは本当にありがたいことですし、これからもっとジャイアンツの勝ちのために頑張っていこうと思います。

-試合前には長嶋茂雄終身名誉監督から激励を

すごく緊張しましたし、オーラがすごい方だったので、握手もしてもらい、『頑張れ』という言葉もかけてもらい、本当にありがたかったです。すごく今日は、自分にとっては一生忘れられない、ホームランももちろんそうですし、いろんな意味で忘れられない1日になると思います。

-長嶋終身名誉監督が本塁打の時に窓をたたいて喜んでいた

ああ、本当ですか! それもちらっと試合終わってから聞いたんですけど。僕は長嶋さんがどこにいるか分からないので、どこの部屋にいるかわからないので、そこはちょっと見ていなかったです。

-小林、丸、菅野ら同級生を含めチームメートの思い

今まで敵だったんですけど、こうやってみんなが受け入れてくれて、本当にうれしかったですし、丸にしてもそう。小林にしても菅野にしても、連絡をくれて。『なんか困ったことがあったら言ってこい』と声を掛けてくれたので、すごく僕にとっては心強かったですし、大きな同級生をジャイアンツで持てたなと思います。最高の仲間というか、僕にとっては心強い同級生たちです。

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