レッドブルのマックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスが、今シーズン2基目のパワーユニット(PU)を、最近巻き込まれたクラッシュでのダメージにより失ったことが明らかになった。ベルギーGPの木曜日に、ホンダがこれを認めた。
フェルスタッペンはイギリスGPの決勝1周目、メルセデスのルイス・ハミルトンと接触したことで超高速のままタイヤバリヤに激突。マシンは大破することになった。
ホンダはこの時使っていたPUを調査し、使い続けることができると判断。翌戦ハンガリーGPの初日からこのPUを使った。しかし決勝レース前に異常が検知されたため、PU交換を実施。シーズン中に使用が許されている最後の1基となる、3基目のPUを投入することになった。
そのハンガリーGPの決勝では、スタート直後の1コーナーで多重クラッシュが発生。これに2台のレッドブルも巻き込まれた。
フェルスタッペンはマシンに大きなダメージを負いながらもレースを走り切ることができたが、チームメイトのセルジオ・ペレスはPUにダメージを負った可能性があるとして、すぐにリタイアすることになった。
ホンダはこのふたりのPUをハンガリーGP後に調査。その結果いずれも修理不可能であることが確認されたと明らかにした。つまり既に3基目を投入しているフェルスタッペンに加え、ペレスも3基目のPUを投入することになったわけだ。
これでレッドブル陣営としては、ふたり揃ってシーズン中に許されている全てのPUを使い切ることになった。今シーズンはまだ12レースも残っているため、4基目のPUを投入してグリッド降格ペナルティを受ける可能性が高まっている。
ハンガリーでのレース後、4基目のPUを投入せずに今シーズンを終えられる可能性はあるかと尋ねられたチーム代表のクリスチャン・ホーナーは、motorsport.comに対して「ほとんどない」と語った。
「今回のことは信頼性によるものではなく、我々が引き起こしたわけではない事故によるものだ。だからホンダにとっても非常に苛立たしいことだ」
フェルスタッペンは、ハミルトンを8ポイント差で追っている状況。グリッドペナルティを受けてしまうことになれば、チャンピオン争いに大きな影響が及んでしまう可能性がある。その影響を最小限に避けるためにも、4基目のPUの投入タイミングは非常に重要である。
フェルスタッペンはこれについて「まだいつになるか分からない」とベルギーGPの木曜日に語った。
「必要に応じて、新たなPUをどこで投入するかを検討している」
「それについては、今は何も言えない。まだ分からないんだ」
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