【仙台育英】
去年、東北勢として初優勝し、連覇をねらう仙台育英は甲子園で実績がある実力校との対戦が続きましたが、投打ともに力を発揮し、勝ち上がってきました。打線は準決勝に進んだ4チームの中でチーム打率と1試合平均の得点がいずれも最も高く、1番の橋本航河選手が全選手でトップとなるヒット10本、打率6割2分5厘とチームをけん引しているほか、3番の湯浅桜翼選手がトップの9打点をあげています。
150キロを超える速球を投げる3人のピッチャーをそろえ、全国屈指と言われる投手陣は、湯田統真投手が準々決勝で4イニングを投げ8つの三振を奪ってヒット1本に抑えるなど、調子を上げています。
【神村学園】
対する神村学園も投打に安定した力を見せて、初めてベスト4に勝ち上がりました。打線は6番の上川床勇希選手が打率6割をマーク、7番の松尾龍樹選手がチームトップの6打点をあげるなど切れ目がなく3回戦まで3試合連続でふた桁得点をあげ、準々決勝でも8回に一挙5点を奪いました。
投手陣では4試合すべてにリリーフとして登板している左腕の黒木陽琉投手が大きく曲がるスライダーを軸に16イニング余りを投げて失点がわずか1と、抜群の安定感を見せています。勝てば鹿児島県勢としては樟南高校が準優勝した1994年の大会以来29年ぶりの決勝進出です。
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