高知中央高校を甲子園初勝利に導いたのは、甲子園に憧れて台湾から日本にやってきた、留学生の1番バッターでした。
台湾出身の2年生、謝喬恩（シャ・チャオエン）選手は12歳以下の台湾代表としてアジアの大会で優勝した経験があります。
子どもの時に見た甲子園球場での高校野球に憧れて、台湾出身の先輩がいた高知中央への進学を選びました。
初めての甲子園での試合は「お客さんが多くて試合前から緊張しました」と言いながらも、初戦から持ち味とする思い切りのよいバッティングを思う存分見せました。
2回の第2打席では、初球の変化球をとらえてレフトにタイムリーヒットを打ち、チームの甲子園初得点をたたき出しました。
直後の3回にも低い打球で一二塁間を破る2点タイムリーで、一挙6点のビックイニングにつなげ、5回にもセンターの頭上を越えるタイムリーツーベースで貴重な追加点をあげました。
3打席連続タイムリーで4打点を挙げる活躍を見せた謝選手が打線を引っ張った高知中央は、5点のリードを守り切り甲子園初勝利を挙げました。
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