沖縄などで開かれているバスケットボール男子ワールドカップ(W杯)で、1次ラウンドE組の日本(世界ランキング36位)は29日夜、豪州(3位)との1次ラウンド最終戦に臨み、89-109(17-25、18-32、35-30、19-22)で敗れ、通算1勝2敗となり、2次ラウンド進出を逃した。日本は順位決定リーグに回る。アジア最上位チームに与えられるパリ五輪出場権は、まだ可能性が残されている。日本は、ホーキンソン・ジョシュ(渋谷)が両チーム最多の33得点、渡辺雄太(米サンズ)も24点を決める奮闘を見せた。第2戦は目立たなかった富樫勇樹(千葉J)は3ポイントシュートを4本決めるなど見せ場を作った。
日本のスタメンは、渡辺、河村勇輝(横浜BC)、ホーキンソン、馬場雄大(無所属)、比江島慎(宇都宮)の5人。初戦と第2戦から、富樫と原修太(千葉J)が外れ、フィンランドとの第2戦で大活躍した河村と比江島を起用した。
【第1クオーター】立ち上がり、日本の最初の得点は、比江島が決めた。豪州にリードされる展開の中、日本はホーキンソンが3ポイントシュートを決めるなどして食い下がる。終盤には、富樫が今大会初の3ポイントシュートを決め、会場を沸かせた。
【第2クオーター】日本は点差を詰められない展開が続く。そんな中、河村がロングパスを通し、ホーキンソンが落ち着いて決めるなどし、抵抗している。点差は一時23点に開いた。直後に渡辺がレイアップを決めた。さらに渡辺は3ポイントも決めるなど奮闘。先発を外れた富樫も3ポイントシュートを決めるなど意地を見せている。
【第3クオーター】日本は河村―ホーキンソンのホットラインが機能するなどし、反撃を試みるが、豪州は22歳のスター、グリーンがダンクを決めるなどして、主導権を渡さない。日本も馬場雄大(無所属)が3ポイントを決め、懸命に背中を追う。その後も日本は、富樫や渡辺の3ポイントで対抗している。
【第4クオーター】一進一退の展開で、点差が小さくならない。日本はフィンランド戦でも後半に活躍した富永啓生(ネブラスカ大)が、軽やかなレイアップを決めるなどし、会場を盛り上げている。富樫も身長差をもろともせずにこの試合4本目の3ポイントを決めた。ホーキンソンは奮闘を続け、この試合の得点は33点に達した。
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