【欧州・海外サッカーニュース】ユヴェントス(セリエA)やイタリア代表で長年活躍したジャンルイジ・ブッフォンは輝かしいキャリアに幕を閉じる。
元イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンが現役引退を決断した。
現在45歳のブッフォンは、2021年にユヴェントスから古巣パルマに復帰して、昨シーズンの公式戦19試合で主将としてゴールマウスを守った。チームは4位でセリエA昇格プレーオフにコマを進め、カリアリとの準決勝ファーストレグで同選手は先発したが、ハーフタイムに負傷交代しており、チームは準決勝で敗退した。
新シーズンもパルマのセリエA昇格のためにピッチに立つことが予想されていたブッフォンに対しては、今夏の移籍市場でサウジアラビアからの関心も届いていた。しかし、45歳のレジェンドGKはどうやら現役から退くことを決断したようだ。
現時点で2024年夏までの契約を結ぶパルマからの発表はないものの、今後数日中にブッフォンとの契約が解消される見込み。また、同選手も自身のソーシャルメディアを通して引退を発表することが予想されている。
パルマの下部組織出身のブッフォンは1995年の17歳の時にファーストチームデビュー。以降、同クラブで名声を高めていった同選手は、2001年にGKながら当時のクラブ最高額の5200万ユーロでユヴェントスに加入。この移籍金はの2016年のゴンサロ・イグアイン獲得までクラブ記録として保持され続けていた。
その後、ユヴェントスで正守護神を務めたブッフォンは、2018年のパリ・サンジェルマン移籍まで17シーズンにわたって大活躍。“カルチョーポリ”によりセリエBに降格した際も残留した同選手はこの間、9度のセリエA優勝などを手にし、最後まで届かなかったものの、3度のチャンピオンズリーグ決勝進出も成し遂げた。1年間をフランスで過ごした後、ユヴェントスに復帰した同選手は、2021年に20年ぶりにパルマに復帰していた。
また、ブッフォンはイタリア代表でも大活躍。1997年に代表デビューを果たすと、最後の出場となった2018年までの20年余りで通算176キャップを記録。これは同国の歴代最多出場記録となり、主将としても80試合でピッチに立っていた。1998年大会から5大会でワールドカップのメンバーに入り、2006年にはアッズーリのワールドカップ制覇に大きく貢献した。
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