【欧州・海外サッカーニュース&移籍情報】日本代表FW上田綺世の新天地がフェイエノールト(エールディビジ)に決定。
フェイエノールトは3日、セルクル・ブルッヘから日本代表FW上田綺世を獲得したことを発表した。契約期間は2028年6月までの5年間となっている。
昨夏に鹿島アントラーズからベルギー1部のセルクル・ブルッヘに加入した上田は昨シーズン、公式戦42試合に出場して23ゴールを記録。初年度から活躍し、今夏の移籍市場で他リーグからも関心が伝えられてきた。
そんな中、上田を射止めたのは、過去に小野伸二(2001年~2005年)や宮市亮(2011年=アーセナルからのレンタル)も在籍したオランダの名門フェイエノールト。オランダ人のアルネ・スロット監督体制の3年目を迎えるチームは昨シーズン、6年ぶり11度目のリーグ制覇を達成し、今季のチャンピオンズリーグ出場権を獲得している。
移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ記者によれば、移籍金は900万ユーロ+ボーナス125万ユーロ(計:約16億円)に。セルクル・ブルッヘの売却額として、クラブレコードの移籍金となっている。セルクル・ブルッヘは「綺世はキャリアのネクストステップを踏むチャンスを手にしました。彼の昨シーズンの努力に感謝し、ロッテルダムでのさらなるキャリアの成功を祈っています」とエールを送った。
また、フェイエノールト側は2002年に共にUEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)制覇を成し遂げた小野のメッセージ動画を上田が視聴する様子を公開。小野は「フェイエノールトというオランダで素晴らしい歴史を持つ大きなクラブでプレーすることになりましたね。僕は魔法のような瞬間を経験しました」と語り始め、以下のように続けた。
「ロッテルダムで2002年のUEFAカップに勝利し、デ・カウプは素晴らしいスタジアムで、僕はそこで優秀な選手たちとプレーしました。サポーターは僕に感謝し尊敬の念を示してくれました。僕は永遠に彼らの心に刻まれました。もし君がクラブに全てを捧げたら、クラブも君を受け入れ、無条件で応援してくれます。今こそ君がフェイエノールトのユニフォームを着て、人々の自慢の種になる時です。綺世、ロッテルダムで新しい歴史を作るんだ。フェイエノールトへようこそ、そしてがんばれ」
なお、フェイエノールトは13日にエールディビジ開幕戦でフォルトゥナ・シッタートをホームに迎える。
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