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【甲子園】“PLユニ”の石見智翠館が現校名では甲子園初勝利 骨折から復帰の宮本赳希が決勝2ラン - スポーツ報知

◆第103回全国高校野球選手権大会第8日 ▽2回戦 石見智翠館4―3弘前学院聖愛(21日・甲子園)

 石見智翠館(島根)が弘前学院聖愛(青森)に競り勝ち、4強入りした2003年以来、18年ぶりの勝利を挙げた。2009年に江の川から校名を変更してからは甲子園初勝利となった。

 校名変更と同時に、末光章朗監督の母校・PL学園(大阪)を参考にしたユニホームに変更。指揮官は「(石見智翠館として)校歌を初めて歌えたのがうれしい」と、喜びをかみしめた。9回のピンチでは伝令に「面白くなってきたな」という言葉を託して選手の気持ちをなごませた。

 2―2の8回1死二塁で、宮本赳希望(3年)が左越えに勝ち越し2ランを放った。6月下旬に左尺骨を骨折。島根大会はプレーできなかったが、背番号5を渡された。島根大会の決勝前に「甲子園の打席に立たせてやる」と谷本暁彦部長らの言葉にナインは奮い立ち、決勝はプロ注目右腕の山崎琢磨(3年)が無安打無得点を達成した。宮本は「苦しんでいる時に1本出せてうれしい」と、復帰戦での決勝アーチに声を弾ませた。

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