西武栗山巧外野手(37)による、球団の生え抜き選手初めての2000安打達成が目前に迫った。清原和博、松井稼頭央、秋山幸二、石毛宏典…。名門を彩ったスター選手たちが在籍中には届かなかった高みにプロ20年目で到達しようとしている。

ライオンズ一筋で打ち立てる金字塔の価値は、球団の通算安打数上位10選手の歩みを年次別に可視化することで浮き彫りとなる(※グラフを参照)。

01年ドラフト4位で育英高からプロ入り。02年と03年は1軍出場がなかった。3年目の04年9月24日近鉄戦で小池からプロ初出場初安打。今季までの1軍在籍18年間で、年平均111安打をコツコツと積み重ねてきた。

故障欠場が少なく、1~9番まで全ての打順を経験した。長きにわたり高い稼働率と安定感で屋台骨を支え続けた献身の男が、名門・西武ライオンズ最初の生え抜き2000安打選手となる。


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