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日本代表、ドーハでは「ドーハの悲劇」以降9試合7勝2分けで負けなし - データが語る - サッカーコラム - ニッカンスポーツ

日本代表は7日午後6時(日本時間8日午前0時)から因縁の地、カタール・ドーハでワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第2戦で中国と対戦する。

日本がドーハで国際Aマッチを戦うのは通算16試合目。過去の戦績は9勝4分け2敗と大きく勝ち越し(PK戦勝利は記録上、引き分け扱い)。1993年10月28日のW杯アジア最終予選イラク戦で、試合終了間際に同点に追い付かれてW杯初出場を逃す「ドーハの悲劇」を経験したが、その後は9試合で7勝2分けと負けなしだ。

悪いイメージは薄れている。2011年アジア杯カタール大会で史上最多4度目の優勝を飾り、2013年6月11日のW杯最終予選では「ドーハの悲劇」と同じく中立地開催となったイラク戦で、1-0と完封勝利を収めた。

さらにリオデジャネイロ五輪の予選を兼ねた2016年U-23アジア選手権でも決勝で宿敵韓国を3-2で下して優勝。DF室屋成、MF遠藤航、FWオナイウ阿道らが先発出場し、ドーハの地で歓喜を味わった。現日本代表メンバー23人のうち、1993年10月28日以降に生まれた選手は半数以上の12人を占める。

現役時代に「ドーハの悲劇」を経験した森保一監督は「ドーハの思い出は過去のことで、完全に個人的なこと。今は日本代表チームの監督として、代表の一員として中国戦に勝利できるように、できることをしっかりやる。準備することしか考えていない」と話した。

W杯初出場を決めた1998年フランス大会以降、最終予選で連敗した例はなく、黒星スタートだった前回ロシア大会の予選も2戦目で初勝利を挙げて巻き返した。開幕2戦で「勝ち点1」以下なら、それこそ1994年米国大会予選の「ドーハの悲劇」以来となる。7大会連続7度目のW杯出場へ、ドーハの地で勝利だけが求められる。

〈日本のW杯最終予選の星取りと本大会成績〉(□=延長Vゴール勝ち)

94年△●○○△→予選敗退

98年○△●△△△○○□→1次L

02年開催国予選なし→16強

06年○●○○○○→1次L

10年○△○△○○△●→16強

14年○○△○○●△○→1次L

18年●○○△○○○△○●→16強

【石川秀和】(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「データが語る」)

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