「50-20」は過去に4人達成も「50-25」は未踏の領域
エンゼルスの大谷翔平投手は1日(日本時間2日)のヤンキース戦を終えた時点で両リーグ通じてトップの42本塁打を放ち、22盗塁をマークしている。残り28試合。米メディアは前人未到の「シーズン50本塁打&25盗塁」への期待を示している。
米スポーツチャンネル「バリー・スポーツ」は、投打二刀流で活躍を続ける今季の大谷は「ベーブ・ルースの偉業や、ニグロリーグの二刀流レジェンド、“ブレット・ジョー”ローガンやマーティン・ディーゴ、レオン・デイらと比較されてきた」と指摘する。レッドソックス在籍時の1919年に8勝&29本塁打を記録したルースと比較されることは今季、確かに多い。
しかし、大谷はまた新たな領域でレジェンドを超えようとしているようだ。「オオタニの走塁力のために、私たちはショウヘイにもう1つの神話に近い比較を加えることができるかもしれない:ウィリー・メイズだ」と説明。盗塁も重ねてきたことで、新たな金字塔を打ち立てる可能性を伝えた。
「40本塁打&20盗塁」を同一シーズンで達成したのは今年の大谷で史上32度目。しかし、「50-25」になるとハードルは一気に上がり、まだ達成者はいない。1955年にジャイアンツのメイズが51本塁打、2007年にヤンキースのアレックス・ロドリゲスが54本塁打を放つも、いずれも24盗塁どまりだった。
メイズとロドリゲス以外に「50-20」を達成したのは1998年のケン・グリフィーJr.(マリナーズ、56本塁打&20盗塁)と1996年のブレイディ・アンダーソン(オリオールズ、50本塁打&21盗塁)の2人だけで、大谷はグリフィーJr.が持つ「40-20」達成者の中での最多本塁打(56本)に届く可能性も残している。
通算3283安打、660本塁打、338盗塁という記録を残し、今年5月に90歳の誕生日を迎えたメイズ。そして通算696本塁打を放ったAロッド。レジェンド2人も到達できなかった「50-25」の金字塔を残り28試合で打ち立てられるか、注目される。
(Full-Count編集部)
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