今季限りで現役を引退する阪神の俊介外野手(34)が16日、西宮市内で引退会見を行い、虎一筋12年のプロ生活を振り返った。以下一問一答。
――引退表明した今の率直な気持ちを
「すっきりしたというか、そういう気持ちですかね」
――決断を下すまでの思いは
「ここ1、2年ですかね。いろいろ考えることもありましたし、最近になって、もう…時期なのかなという思いも出たので。そういうとこでいろいろ考えました」
――いつごろから引退の文字を
「8月に入ってぐらいから、ちょっと自分のなかで思うようになりました」
――決断の理由は
「ここ2年、ずっと肩のほうが調子が悪くて、守備もろくにつけない状態で。自分のなかで守備をぬかしてしまうと、野球じゃないなというのもあったので。そこは大きな原因です」
――けがを抱えながらプレーしていたときの気持ちは
「これを言い訳にはしたくないと思って、最後までやろうと思って。自分のなかで努力しながらやっていたんですけど、こういう決断になりました」
――ウエートトレーニングを増やしたり試行錯誤。まだまだやりたい気持ちもあったのでは
「負けたくないという気持ちはありました。このチームで日本一に絶対なるという気持ちでやっていたので、そこは大きくあります」
――最初に引退を伝えたのは
「家族に伝えました」
――反応は
「お疲れ様という言葉をかけていただきました」
――その時の気持ちは
「そうですね…。その言葉を聞きたくはなかったんですけど、こういう決断をしたのですぐに納得してくれて。うれしかったというか、家族には感謝しかないです」
――プロ生活の中で家族の存在は
「支えでもありましたし、どんな状況でも自分の味方をしてくれる最大の味方だったので。本当に頼りにしていました」
――矢野監督、平田監督にはどんな言葉を
「まずは12年間お疲れ様という言葉をかけていただきました。まだまだシーズンがあるから後輩たちに背中で教えてあげてくれということを言っていただきました」
――その言葉を聞いて
「最後までやると決めているので。しっかりと前を向いて後輩たちの見本になれるようにやっていきたいなと思います」
――今季は2軍も強く若手が躍動。どう見ていた
「そうですね、やっぱり負けたくないという気持ちもありました。後輩たちが頑張っている姿も自分の糧というか、負けていられないという気持ちにも変えられたので。そういうところでは頼もしい後輩だと思います」
――あっという間だった12年間はどんなものだった
「良いことも悪いこともたくさんありました。本当に気付いたら12年やっていた。本当にあっという間で楽しい野球人生です」
――印象に残っているプレーは
「1年目に自分の誕生日にホームランを打ったことですかね」
――当時の様子を振り返って
「本当にみなさんにおめでとうと言ってもらったりしましたし、ホームランによってつながったことも多かったので、本当によかった一打だったなと思います」
――プロ野球人生において、どのように生きてきた本塁打になった
「自分の誕生日にホームランを打てることはなかなかないことなので、誇りにしてきたいですし、誇りにします」
――引退後は
「まだ引退を決めたばかりで、何も決めていないので、これから決めたいと思います」
――心残りはない
「レギュラーを取れなかったこともありますし、リーグ優勝、日本一になっていないので、そこだけは心残りです」
――FA権を行使しなかったときは「タイガースで日本一に」と。チームへの思いは
「今年が(自分にとって)リーグ優勝、日本一の最後のチャンスなので頑張ってもらいたいですし…(声を詰まらせて)…頑張ってもらいたいです」
――生え抜き最年長。伝えたいことは
「最後まで諦めない気持ちは今までずっと持っていたので、そこだけは伝えていきたいと思います」
――全力プレーはファンを熱くした。ファンの存在は
「日本一のファンで、いろんな声援を頂いて後押ししていただいて、最高の味方というか、そういう気持ちです」
――ファンからの声援で印象に残っているのは
「すべての応援が記憶に残っていますし、宝でもあるので、1つとは言えません」
――近大後輩の佐藤輝は2軍で苦しい時期。エールを
「誰にでもこういう時期は来ると思うので頑張ってもらいたいですし、また豪快なバッティングを見せてもらいたい。頼もしい後輩なので」
――これまでもらった言葉で印象に残っているのは
「全ての方の言葉が印象的なんですけど、みんなに『(人生は)野球で終わるのじゃなく、これからの人生の方が長いんだから、しっかりとこれからの人生を楽しくやっていこう』という言葉をほとんどのみなさんに言われたので、その言葉がうれしかったです」
――金本前監督に連絡は
「連絡はしたんですけど、ちょっとまだ手違いで…」
――入団会見も1人。引退会見も1人だが、当時を思い返してどのような思いがある
「入団した時の会見も1人でやらせていただきましたし、あの時は本当もう緊張で、何を言ったかもあんまり覚えてないぐらいで、あの時に比べれば今は1人でしっかりとしゃべれてるかなとは思います」
――入団当時も10年以上は続けたいと言っていた
「もちろんずっとやりたいという気持ちはありましたし、やってやろうという気持ちしかなかったので、その時は」
――自分の中で苦しかった時期は
「やっぱりここ1、2年はちょっと苦しかったというのは一番ですかね。自分の中で成績が出なくて、そこが、ここ1、2年が苦しかったなとは思います」
――守備に就けなかったと
「打つ選手では、そこまで結果を出していないですし、まずは僕の中では守備からということを頭に入れていたので。その守備ができないということだったら、楽しくないというか野球をやっている気持ちができなかったというのもありますし、悔しい気持ちもありました」
――引退にあたって誰に相談したか
「いろんな方に相談しましたし、親にも相談しましたし。いろんな方にいろんなアドバイスをいただいて、最後に決めるのは自分だとも言われていたので。そこで、その言葉というか、そう思いました」
――入団時に思い描いていた野球人生だったか
「もっと打てる、もっと試合に出られると思って、入団しました。自分の力不足で、思い描いていたことができなかったのは悔しいですし、そこがちょっと違った部分ですかね」
――今年8月に引退を決めた理由は
「ずっとごまかし、ごまかし投げていたんですけど、痛みが全然取れない、全く取れなくて。カットマンまでしか投げられないのが自分の中で悔しくて、そういうところで決めました」
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