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【2000安打のキセキ】巨人・坂本、鼻に透明ピアスで強制送還 同級生・藤本さんの電話で改心し野球に集中 - サンケイスポーツ

光星学院高入学時に同学年の野球部仲間で記念撮影。坂本は後列左端。中央右が藤本さん (提供写真)

光星学院高入学時に同学年の野球部仲間で記念撮影。坂本は後列左端。中央右が藤本さん (提供写真)【拡大】

 通算2000安打を達成した巨人・坂本勇人内野手(31)の野球人生を振り返る連載(全3回)。第2回は兵庫・伊丹市から進んだ青森・光星学院(現八戸学院光星)高時代について、恩師と同級生が語る。 (取材構成・谷川直之)

 光星学院高では同学年約40人のうち、坂本を含む8割以上が県外出身だった。やんちゃな選手が多く、当時監督を務めた金沢成奉氏(53)=現明秀学園日立高監督=は「この世代は『教える』というか、けんかするように向き合っていた。だから、教え子というより戦友ですよ」と笑う。坂本は「厳しい監督さんの下で3年間やって、僕の野球人生は変わった」と今も感謝する。

 入学時は身長180センチ、体重60キロ台前半ときゃしゃだった坂本だが、1年秋から「4番・遊撃」に定着。冬にはチームで1日1000スイングをこなした。

 打撃練習、素振りだけでは目標に届かず、練習後もミーティング、食事、筋トレと忙しい中で達成するには深夜しか時間はなかった。3年時に主将を務めた藤本健太さんは「『お前、ほんまにやってるん。俺もやらなあかんやん』と言いながら、みんなでやりました」と猛練習の日々を思い返す。

 坂本は正月の帰省を経て鼻に透明なピアスをつけて現れ、地元・兵庫に強制送還されたこともあるが、藤本さんの「やることやったら帰ってこい。俺らはみんな勇人が大事やねん」という電話で改心。2週間ほどの草むしりと球拾いでみそぎを済ませると、一心不乱に野球に打ち込んだ。

 3年春には甲子園の土を踏み(岡山・関西との1回戦で敗退)、その後の春季東北大会は4試合で驚異の打率.813(16打数13安打)をマーク。夏は県大会決勝で敗れたが、巨人の担当スカウトだった大森剛氏に才能を見抜かれ、10月のドラフト会議で外れ1位指名を受けた。

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