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阪神、金銭トレードで巨人・山本獲得へ 失策数減へ内野補強 妻はMBSアナ - auone.jp

 阪神が金銭トレードで獲得する巨人・山本

 阪神が金銭トレードで獲得する巨人・山本 (C)デイリースポーツ

 阪神が巨人との金銭トレードで山本泰寛内野手(27)を獲得することが28日、明らかになった。今オフの補強第1弾となり、近日中に正式発表される見込み。二塁、三塁、遊撃を守れるユーティリティープレーヤーで、守備力アップが急務とされるチームの補強ポイントに合致した形だ。

 矢野阪神の今オフ補強第1弾は、チームの弱点でもある内野の守備力強化が期待される選手だった。

 阪神が金銭トレードで巨人から獲得する山本は遊撃での守備力の高さが評価され、2015年度ドラフト5位で巨人に入団。レギュラーの座こそつかめなかったものの、2019年にはスタメン、試合後半での守備固めを含めて、自身最多となる92試合に出場した。

 その年の内訳は二塁48試合、三塁28試合、遊撃16試合と、内野なら一塁以外はどこでもこなせるのが売り。今季は1軍の出場はなく、イースタン・リーグで61試合の出場。打率・282、3本塁打を記録した。現在、宮崎で行われているフェニックス・リーグにも参加、24日の阪神戦では「1番・遊撃」でスタメン出場している。

 2年連続で12球団ワーストの失策数となった阪神。現在行われている秋季練習では守備に重点を置いて鍛えているものの、それと同時にライバル球団からのトレードという形で弱点を補う策に打って出た形だ。

 今季は高卒2年目の小幡が頭角を現したことで内野の争いが激しさを増したが、山本の加入でさらに競争を高める狙いもある。また、上本が今季限りで退団したことで日本選手の右打ち内野手の数が減り、大山、北條、熊谷らしかいなくなった現状も踏まえての補強と言える。

 山本は東京出身で高校、大学が慶応という生粋の関東人。昨年12月には同じ慶大卒で、関西の人気番組「痛快!明石家電視台」のアシスタントなどを務めていたMBSの辻沙穂里アナウンサー(26)と結婚。東京と大阪で離れて生活していたが、今年9月には辻アナの妊娠とともに結婚していることを公表した(辻アナは現在産休中)。

 来年にはパパとなる山本。新天地でもユーテリティープレーヤーとしての活躍が期待される。

 ◆山本 泰寛(やまもと・やすひろ)1993年10月10日生まれ、27歳。東京都出身。176センチ、76キロ。右投げ右打ち。内野手。背番号56。今季推定年俸2600万円。慶応高から慶大を経て、2015年度ドラフト5位で巨人入団。プロ1年目の16年5月1日・ヤクルト戦(神宮)で初出場(代打)。今季は1軍出場なし。妻は毎日放送アナウンサーの辻沙穂里

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