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川崎F 2年ぶり3度目のリーグ制覇、4試合残し史上最速頂点 2位G大阪に圧勝 家長ハット、憲剛も出た - スポニチアネックス Sponichi Annex

<川崎F・G大阪>中村を中心に優勝を喜ぶ川崎(撮影・篠原岳夫)
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 明治安田生命J1リーグ第29節最終日の6試合が25日に行われ、首位・川崎Fがホームで2位・G大阪を5―0で下し2年ぶり3度目のリーグ制覇を決めた。4試合を残しての優勝決定は、現行の34試合制となった2005年以降では10年の名古屋の残り3試合を上回る史上最速。驚異的な強さでの頂点到達で、今季限りでの引退を発表している元日本代表MF中村憲剛(40)の花道を飾った。

 川崎Fは21日、アウェー大分戦に0―1で敗れ優勝決定を逃し、22日に2位のG大阪が敗れるか引き分けで優勝決定だったが、G大阪が勝って持ち越しとなっていた。

 この日は前半から押し気味に試合を進め前半22分、レアンドロ・ダミアンが先制ゴールを挙げると、45分に家長の追加点で2―0で折り返した。後半も川崎Fペースで進み4分、28分に家長が決めてハットトリックを達成、45分に斎藤がダメを押し、守備陣もG大阪を無得点に封じた。終了間際には中村が出場し、歓喜の瞬間をピッチの上で迎えた。

 川崎Fは今季、鳥栖との開幕戦で引き分けたが、新型コロナウイルス感染拡大による中断期間からの再開後は破竹の10連勝。8月23日のアウェー名古屋戦で敗れて連勝はいったんストップしたが、その後第13節の清水戦から同25節のFC東京戦まで単一シーズンの90分間でのJ1連勝記録を更新する12連勝を飾り、独走態勢に入った。

 小林悠(33)、レアンドロ・ダミアン(31)の両FWが2桁得点をマークするなど圧倒的な攻撃力で他クラブを寄せ付けず、第4節から首位をキープ。ここまで12ゴールを挙げているMF三笘薫(23)、同5得点のFW旗手怜央(23)の両ルーキー、移籍加入したDF山根視来(26)ら新戦力もフィットし、J1随一の選手層の厚さでコロナ禍の中での過密日程を勝ち抜いた。

 川崎Fはリーグ戦30試合を終えて24勝3分け3敗の勝ち点75、79得点、25失点。4試合を残して最多勝ち点75(これまでは15年の広島、16年の浦和の74)、最多勝利数24(これまでは16年の浦和など5クラブの23)をマーク、さらに最多得点84(06年の川崎F)などのJ1記録更新の期待がかかる(いずれも34試合制となった05年以降の記録)。

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