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有終のアーモンドアイ、無敗馬2頭が挑む 29日ジャパンカップ 三冠馬世紀の対決 - 産経ニュース

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 中央競馬の「第40回ジャパンカップ(GI)」は29日、東京競馬場の芝2400メートルコースで争われる。牡牝の無敗3冠馬、コントレイル(牡3)とデアリングタクト(牝3)がともに出走。同レース限りで引退を表明した芝GIレース最多8冠のアーモンドアイ(牝5)が“有終の美”と獲得賞金トップの座をかけて参戦する。3冠馬3頭が激突するのは史上初。三つどもえとなった頂上対決は、競馬史に残る名勝負となりそうだ。

9つ目の勲章へ 名牝ラストラン

 あえて激戦の場を最後のレースに指名した。アーモンドアイは11月1日の天皇賞・秋で勝ち、史上初の芝GI8勝(うち海外1勝)を達成。海外レースも模索したが、次なる目標はジャパンカップに定めた。3冠馬3頭が火花を散らす壮絶なラストランだ。

 国枝栄調教師は参戦に至った理由について、「引退期限となる来年3月まで適鞍(もっとも力を出せる条件のレース)がほかにないことと、無事に繁殖に上げることも調教師としての使命」と説明する。

 今年のジャパンカップは夢の競演といえる役者がそろった。無敗でクラシック3冠に輝いたコントレイルと牝馬3冠のデアリングタクト、さらにキセキ、マカヒキ、ワールドプレミアなどGI馬が出走してくる。現役最強馬を決める一戦は最後にふさわしい。

 ゲンのいいレースである。2018年11月25日の第38回では、2番手から直線ゴール前200メートルで一気に抜き去って圧勝。2分20秒6という驚異のレコードタイムをたたき出した。同じ場所、距離でコントレイルが今年5月31日のダービーで2分24秒1、デアリングタクトが同24日のオークスで2分24秒4だったことから判断すると、地力の差は大きい。

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