
全球直球勝負でドラ1佐藤を空振り三振に
ハイライトは4球団競合の“黄金ルーキー”佐藤輝明(近大)との対決だった。3回から白組の2番手としてマウンドに上がった藤浪は予定されていた2イニング目の4回の先頭打者として「1番・ライト」で起用されていた佐藤と対峙した。 先にプレートを踏み、正対したまま佐藤が打席で構えるまでの準備を余裕で待つ。大きく振りかぶったワインドアップモーションから左足を上げると、目線を三塁ベース付近に向かって切り、一瞬、静止の時間を作る。そこからステップに入って腕を振る。うなりをあげるかのような154キロのストレートをインサイド低めに投じると、佐藤のフルスイングしたバットはボールの下で空を切った。 続く153キロのストレートは外角高めに外れたが、3球目はインハイに154キロのストレートをズバッ。佐藤は腰を引き手が出ない。カウント1-2からの勝負球も155キロのストレート。梅野隆太郎がアウトコースに構えたミットに吸い込まれるボールに佐藤は、完全に振り遅れた。圧巻の全球ストレート勝負で、プロの洗礼を“黄金ルーキー”に浴びせても藤浪は表情ひとつ変えることはなかった。 在阪のスポーツメディアの報道によると、堂々のフルスイングで勝負した佐藤は、「あまり、ああいう球は見たことがない」と語ったという。 この日の藤浪は、目を背けたくなるような極端な抜け球、引っかけた球は、1球もなかった。突然、変調をきす“ジキルとハイド投球”が藤浪の悪い癖だが、その“ハイド”の藤浪は姿を現さなかった。
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