横浜FCの元日本代表FW三浦知良(53)がJ1開幕(26日)前日の25日、TBSの情報番組「あさチャン!」(月〜金曜前6・00)にスタジオ生出演。J1最年長ゴール更新に意欲を見せ、早朝から代名詞のカズダンスも披露した。
翌26日に54歳の誕生日を迎えるカズは情熱的なワインレッドのジャケット姿で登場。メーンキャスターの夏目三久アナウンサー(36)が1年前の番組で「一番最初にファンになったアスリートがカズさんなんです」と話しているVTRが流れると、まずは笑顔で小さなガッツポーズを作った。その後、深紅のバラ54本からなる花束を贈られると満面笑み。初対面だという夏目アナに「こんなにカッコいい方がこの世にいらっしゃるんだっていうぐらい本当にカッコよくて。お変わりがなくって」と言われると「いや、だいぶ衰えてきてますよ」と謙そんしながらも「この年になってこうやってプレーできることもそうなんですけど、こうやって皆さんにお祝いしてもらえることは何より本当に幸せに感じます」と感謝した。
1993年にJリーグ初代年間王者となったV川崎(現J2東京V)で主将を務め、初代JリーグMVPにも輝いたカズ。当時の監督で、番組のスポーツコメンテーターを務める松木安太郎氏(63)とも挨拶を交わすと「松木さん、久しぶり!30年ぶり?」(カズ)「違うよ、3年前だよ!」(松木氏)と息の合ったトークも披露した。その後も約30年前からスーツのサイズが変わらないことなどを明かして夏目らに驚かれると、以前著書に記した「『カズ引退』ではなく『カズ死亡』」と報道される理想のラストシーンについては「ちょっと死亡っていうと言葉がショッキング的に聞こえますけど、最後までやり切るっていう。辞める時は本当に(この世から)自分がいなくなる…時までやりたいなっていう思いですね」と真意を明かした。
「みんなが僕の背中を見てくれていますし、みんなが僕の背中を押してくれているんでね、そういう意味では自分は常に前を向いて生きていきたいなと思います」とカズ。疲れたという瞬間はないのか聞かれると「ないですね」と即答し、「もちろんトレーニングして体がきつかったりすることはありますし、体が痛いことももちろんありますけど、でも、寝て起きて練習に向かう時は新たな情熱が自分の中に湧き上がってきますから。その情熱の方が上回りますね」と爽やかな笑みをたたえて言い切った。 そして、番組エンディングでは「開幕戦に向けてね、いい準備して。1シーズン通してね、ちゃんとした準備して活躍できるように頑張りたいと思います。最年長ゴールも挙げられるように」と話し、早朝にも関わらずカズダンスも披露する大サービス。最後の最後まで番組を盛り上げていた。
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