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2021年02月24日(水)11:11 am
オランダ出身の元F1ドライバーであるクリスチャン・アルバースの目には、レッドブルはプロ意識に欠けるチームだと映っているようだ。
最近、2022年からのF1エンジン開発凍結が合意に至ったことから、レッドブルでは2022年以降も今年限りでF1活動から手を引くホンダのエンジンを自分たちで製造していくことになる。
だが、アルバースはこれによりレッドブルが大きなリスクを負うことになったのは確かだと母国オランダの『De Telegraaf(テレグラーフ)』に次のように語った。
「現時点では、彼らは凍結が決まったことは素晴らしいと考えている。ホンダエンジンがよくないことが分かって初めて彼らはまた泣きわめき始めるんだ」
「そうなったら彼らはどうするつもりかな? レッドブルは深刻な問題を抱えることになる。なぜなら2025年になるまで彼らは(エンジン)開発を始めることはできないんだからね」
かつてミナルディやスパイカーで活躍したアルバースは、これはライバルチームたちに比べてレッドブルにはプロ意識が賭けていることを示すひとつの例だと次のように続けた。
「メルセデスのようなほかのチームは、プロ意識がはるかに高いことが分かる。レッドブルは内部構造を立て直さなければならないと私は思っている」
「コミュニケーションも下手だ。フェルスタッペンの契約にある条項に関する彼らの発言からもそれが分かる。正直なところ、ホーナー(チーム代表)は契約書の内容すら知らないんじゃないかと思うよ」
アルバースはしかし、そうしたチームにいながら、同じオランダ出身のフェルスタッペンのプロ意識はここ数年の間に非常に高まってきていると考えている。
「マックスは60パーセント、もしくは70パーセント飛躍してみせたよ。反抗的なときもあるが、それは動物が持って生まれた性質だ」
「しかし、今は彼が何かを言ったりやったりする前に一歩引いて少し考える時間を持つことがあるのが分かるだろう」
「チームに関しては、全てがクールで風変わりで派手に見える。だが、離れたところから見れば、彼らはものすごくまとまりがないんだ。フェルスタッペンに対して悪気はないのだが、コミュニケーションに関してはほかのチームの方がもっとプロ意識を持っているよ」
そう語ったアルバースだが、2021年にフェルスタッペンと新たにチームメートとなったセルジオ・ペレスのライバル関係がどうなっていくのかも心配だと次のように付け加えている。
「もしペレスがいくつかのレースでマックスよりも速かったらどうなるだろう? どんなに優れたドライバーでも、そうなれば自分自身を疑い始めるだろうね」
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