東京五輪・パラリンピック大会組織委員会会長に就任した橋本聖子参院議員(比例)は19日午後、自民党に離党届を提出した。週明けにも受理される。同日午前には離党しない考えを表明していたが、「政治的中立」を掲げる五輪憲章に反するとの野党の反発を受け、方針転換した。
橋本氏は離党届を提出後、党本部で記者団に「政党に所属し続ければ、国民に理解いただけない」と釈明した。対応を一転させたことについては「混乱を招いたことは心からおわび申し上げたい」と述べた。議員辞職は改めて否定した。
五輪憲章は「スポーツ団体は政治的に中立でなければならない」と定めている。野党からは、橋本氏が離党しなければ「五輪の政治利用になる」(立憲民主党幹部)との批判が出ていた。
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