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2021年05月10日(月)19:16 pm
レッドブル首脳のヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)は、マックス・フェルスタッペンにはまだルイス・ハミルトンからF1タイトルを奪うチャンスが十分にあると考えている。
●【F1第4戦スペインGP】決勝レースのタイム差、周回数、ピット回数
先週末にバルセロナで行われた2021年のF1第4戦スペインGPではフェルスタッペンがスタートでポールシッターだったハミルトンをオーバーテイクしてトップに立つも、2回ストップ作戦をとったハミルトンにレース終盤に逆転を許し、ポイント差が14に広がってしまった。
レース後、フェルスタッペンは次のようにコメントしている。
「遅すぎるんだ。一言で言えばそういうことさ」
「ほかには話すことはあまりないよ」
マルコも、自分たちの課題はレースペースにあると次のように語っている。
「今日はメルセデスの方が速かったということだ。我々も予選ではまだかなりいいのだが、レースペースを改善する必要があるね」
レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーも次のようにコメントしている。
「これまでの4レースでは、レースではメルセデスが我々よりもわずかながら優位に立っていることを目にしてきた。バーレーン(開幕戦)からバルセロナまでね」
しかし、もちろんレッドブルとしては2021年のタイトル獲得を諦めるつもりはないようだ。
「我々は2022年型マシンと現行マシンの両方について、夏休みまでには開発を続けようと決めている。その後のことはそのときになってからだ」
すでに多くのチームが全く新たな技術レギュレーションが導入される2022年型マシンの開発の方にリソースを集中させつつある中でオーストリアのテレビ局『ORF』そう語ったマルコは次のように続けた。
「まだまだチャンスはあるよ」
「次のシーズンに完全に集中してしまえば、間違いなくF1タイトルを勝ち取ることはできないよ」
マルコはさらに、『Sky Deutschland(スカイ・ドイチュランド)』に対し、次戦の第5戦モナコGP(23日決勝)では自分たちにチャンスがあるはずだと次のように語っている。
「ぞっとするほどのポイント差ではないのが幸いだ。もっとスピードを上げていかなくてはならないが、予選やスタートでの強みをキープできれば、モナコではうまくいくはずだよ」
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