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【セルジオ越後】三木谷会長のチーム作りは疑問だが。2年契約のイニエスタ、残された最後の宿題は… - サッカーダイジェストWeb

 元スペイン代表のアンドレス・イニエスタが5月11日にヴィッセル神戸と2年間の契約延長を発表したね。前日には、「重要な会見」を行なうというちょっと思わせぶりなリリースを出して、世間をざわつかせたけど、ファンにとってはホッと一安心といったところだろうか。

 イニエスタは会見でクラブからの信頼を感じたことを契約延長の理由に挙げていたけど、やっぱり大幅に譲歩したとはいえ、いまだ年俸10億円は下らないと言われる高待遇を保証された面も大きいだろう。世界を見渡しても、今の彼にそこまで出せるクラブはそうあるわけではないし、生活面でのサポートも手厚いようだしね。

 もちろん、プロフェッショナルだからピッチ外での十分なサポートあってこそ、選手はピッチ上でチームのために全力でプレーしようというモチベーションが沸いてくる。破格の年俸を受け取るイニエスタという選手には、それだけの価値があると三木谷会長は見ているわけだ。実際に彼ほど、ひとりでスタジアムを魅了できる選手も限られるしね。

 ただ一方で、三木谷会長は会見の際にアジア制覇も、近い将来の大きな目標として掲げていた。だとすると、イニエスタひとりに何十億円も支払うよりも、代表選手をもっとたくさん集めた方がいい気もするけど、そこはどうなのかな。イニエスタひとりでチーム力を向上させるにも限界がある。現にフロンターレはイニエスタ級のスターはいないけど、リーグで圧倒的な力を誇っているからね。
 

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