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自転車女子オムニアム銀メダルの梶原悠未は文武両道、憧れは競泳の北島康介氏 - スポーツ報知

◆東京五輪 自転車トラック種目 女子オムニアム(8日、静岡・伊豆ベロドローム)

 五輪初出場の梶原悠未(筑波大大学院)が、自転車競技で日本勢初の銀メダルをつかんだ。

 これまでは2004年アテネ五輪チームスプリントの銀メダルが日本勢最高成績。女子では92年バルセロナ五輪女子スプリントの黒木美香の7位が最高成績だった。梶原が憧れを抱き、自転車競技で五輪3大会に出場した橋本聖子氏でも果たせなかった快挙となった。

 梶原は1997年4月10日、埼玉・和光市生まれの24歳。埼玉・筑波大坂戸高で自転車競技を始め、2年生の時にナショナルチーム入りを果たす。2017年12月のW杯第3戦オムニアムで日本勢初優勝し、通算4勝。アジア選手権は4連覇中で中距離女子エースとして日本チームをけん引した。

 高校卒業後は筑波大に進学し、昨年4月から同大大学院で学ぶ「文武両道」のアスリート。オムニアムの第3種目のエリミネーションでは、大学時代の研究を生かしている。6月の沖縄合宿にも英語の参考書を持参し、「終始論文の研究を始めているので、(練習前の)朝と終わった後に時間を見つけてやっていました」と勉強に励んでいた。

 1歳になる1週間前から母・有里さんと親子水泳始め、競泳は中学3年まで続けた。専門は自由形短距離。全国JOCジュニアオリンピックカップにも出場経験がある。憧れは競泳男子の北島康介氏。小学5年の時に08年北京五輪競泳男子の平泳ぎの2種目で2冠&2連覇を達成した北島氏の泳ぎをテレビ圧倒的な強さでレースを制する姿に感動し「私も五輪に出て北島さんのように夢を与えられたら」と夢を描いた。競技は変わったが、憧れの夢舞台に立った。

 ◆梶原 悠未(かじはら・ゆうみ)1997年4月10日、埼玉・和光市生まれ。24歳。筑波大坂戸高、筑波大を卒業、同大大学院に在学中。0歳から親子水泳を始め中学3年まで競泳選手。高校1年で競技を始め、15年アジア選手権ポイントレースなどで5冠。17年W杯オムニアムで日本勢初V。通算4勝。昨年の世界選手権のオムニアムで日本女子初の金メダルを獲得し、東京五輪代表入り。155センチ、56キロ。

 ◆オムニアム 陸上の十種競技のように複数の種目で構成される。〈1〉スクラッチ(規定の距離の着順で競う)〈2〉テンポレース(周回する中で、先頭で通過した回数を競う)〈3〉エリミネーション(規定周回ごとに最下位が脱落していく)〈4〉ポイントレース(女子は20キロで行われ、10周ごとのポイント周回における通過順位によって、得点が与えられ、合計得点にそのまま加算)の4種目を1日で行い、種目ごとの成績をポイント換算して順位を決定する。12年ロンドン大会から正式種目となり、16年リオ大会までは6種目を2日間に分けて行った。

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