DHなしの交流戦で約1か月ぶりベンチスタート、今季は代打打率5割
■エンゼルス 4ー0 パドレス(日本時間8日・サンディエゴ)
エンゼルスの大谷翔平投手は7日(日本時間8日)、指名打者制のない敵地・パドレス戦の8回に代打で出場。二塁内野安打を放ち、3試合ぶりの安打をマークした。1打数1安打で打率.257。チームは4-0で完封勝ちし、連敗を2でストップ。借金1とした。
大谷の出番は2点リードの8回1死だった。敵地は打席前から拍手喝采の大盛り上がり。MVPコールも響いた。異様な雰囲気の中、左腕ヒルの初球シンカーを詰まりながらも中堅方向へ。快足を飛ばして二塁内野安打とした。43号を放った4日(同5日)の本拠地・レンジャーズ戦以来の快音となった。
代打待機は8月8日(同9日)の敵地・ドジャース戦以来27試合ぶりだった。この日の一打で、今季の代打成績は9打席に立ち、4打数2安打の打率.500、3四球1死球、1犠飛となった。2死後、暴投で三塁へ進んだが、得点にはつながらなかった。チームは左腕スネルに6回までパーフェクトに抑えられたが、アデルが7回にチーム初安打となる2点タイムリー。9回にも2点を奪って試合を決めた。
この日の試合前には日本時代の先輩にあたるダルビッシュ有投手に挨拶。ダルビッシュが大谷の太ももに触る場面や、大谷がボールの握りを見せるなど野球談義に花を咲かせたようだ。8日(同9日)は少年時代から憧れていた先輩右腕と初対戦する可能性もある。
「どこでいっても打てる準備はしたいなと思っています。(小さい頃に)1番好きな投手だった。投げているボールはもちろん凄かったですし、立ち居振る舞いももちろんかっこよかった」と大谷は語っている。指名打者制のない交流戦で2戦連続ベンチスタートが濃厚だが、注目の一戦となりそうだ。
(Full-Count編集部)
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