大相撲11月場所は22日、東京・両国国技館で千秋楽の取組が行われ、1敗で単独トップの大関・貴景勝と2敗で追う小結・照ノ富士が結びの一番で直接対決。貴景勝は本割で敗れて優勝決定戦へもつれ込んだが、優勝決定戦では照ノ富士を下して2年ぶり2度目の優勝を果たした。
本割では立ち合いで自慢の馬力が生かせず、豪快な浴せ倒しで敗れたが、優勝決定戦ではきっちり修正。押し出しで照ノ富士を破った。
大関の優勝は17年初場所の稀勢の里以来、遠ざかっていたが、一人大関の重圧に耐え、賜杯を手にした。
◆貴景勝 光信(たかけいしょう・みつのぶ=本名佐藤貴信)1996年(平8)8月5日生まれ、兵庫県芦屋市出身の24歳。埼玉栄高から貴乃花部屋に入門し、14年秋場所初土俵。17年初場所で新入幕を果たし、佐藤から貴景勝に改名。18年10月に千賀ノ浦部屋に移籍し、直後の18年九州場所は小結で初優勝。19年春場所後に大関昇進。右膝負傷で在位2場所で陥落したが、同年秋場所で12勝を挙げて大関に復帰した。得意は突き、押し。1メートル75、183キロ。
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