阪神春季キャンプ(1日、沖縄・宜野座)阪神・西純矢投手(19)が、初の1軍キャンプ初日にグラウンド一番乗りだ。遠戚にあたる西勇輝投手(30)に早朝のチーム宿舎から密着。2人で、いの一番に緑の芝生を踏み、そろってランニングした。最高の師匠に導かれ、最高の形でキャンプイン。ブルペンでは、いきなりチーム最多の153球を投げ込んだ。
誰もいない静かな浜辺でそうするように、語り合いながら進んだ。午前9時45分ごろ。球場の一角が西純と西勇、2人だけの空間になった。大先輩に密着したままグラウンドに一番乗り。そのまま外野フェンス沿いを2人でランニングした。
「いやもう、まったく分からないので、どういう動きをしていいか。そういった動きとかを教えてもらって、どういうことをして、というのを勉強させてもらいました」
歩調を合わせながら語り合った時間を、西純が笑顔で振り返った。高卒2年目で飛び込んだ、初めての1軍キャンプ。1月28日の現地入りの日にも、目標とする開幕ローテ入りへ「自信はあります」と力強く宣言したが、そこへたどり着く方法は手探りだった。頼れる人は他にいなかった。遠戚でもあるエース、西勇が声をかけてくれた。
「きのう(31日)、休みの日にキャッチボールをさせてもらって『あした一緒にやる?』と聞かれたので、『ぜひお願いします!』ということで練習を一緒にやらせてもらいました」
2人そろってのランニングで、メイングラウンドに一番に足を踏み入れた選手となったが、実は“密着”はそれよりずっと前から始まっていた。ホテルでの準備、ストレッチも一緒に行った。
「やっぱり1つ1つの練習に意味がある、どこをどういうふうにしたいかというのを考えながら練習されているので。そういうストイックさというか、そういうところに自分はこだわっていかないといけない」
ブルペンでは止まらない熱投でいきなり自己最多、この日のチーム最多の153球を投げた。「いい感覚で、つかむものがあったので。投げ込んで体に覚えさせたいなと思ったので」と夢中だった。「2・4」からは紅白戦も幕を開ける。2人で進んだ道から、この先は自分の力で切りひらいていく。
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