◇米国男子◇アーノルド・パーマー招待 初日(4日)◇ベイヒルクラブ&ロッジ(フロリダ州)◇7454yd(パー72)
ロリー・マキロイ(北アイルランド)は優勝した2018年以外にも当地で好成績を残してきた。17年に4位、19年6位、20年は5位。「ここでは特別良いスコアが必要とは思わないんだ。ティショットは堅実に、アイアンを使うことも何度もある」。好相性は今年も健在。後半2番(パー3)からの5連続バーディなどで「66」をマーク。6アンダーの首位発進を決めた。
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積極策を取りすぎない攻め方は、ベイヒルで最多の8勝を挙げたタイガー・ウッズから着想した。「彼のこのコースでのプレーを何年も見てきた。パー5に注意を払って、すごく堅実にプレーしていた。お手本にしている」。この日の計測ホールでの平均飛距離336.2ydは全体トップだが、ティイングエリアでの意識は普段よりも“控えめ”。むしろ、攻略のカギにしていた4つのパー3で、3バーディを稼いだことに「ボーナス」と満足げだった。
とはいえ、マキロイは「このコースはPGAツアーのどの試合よりも」選手個々のティショットの優劣が成績に反映されやすいとも感じている。「ストローク・ゲインド・オフ・ザ・ティ部門(スコアに対する第1打の貢献度を示す)で、今季ここまでブライソン・デシャンボーがトップで、僕が2位にいる。僕ら2人はきょう、いいスコアで回っただろう」と、1打差3位にいるデシャンボーの名前を見逃さない。
ところで今週は6番(パー5)のティショットで、デシャンボーによる湖越えのショートカットが期待されている。350ydのキャリーが必要とされ、自身がトライする可能性について問われたマキロイは「いやいや。僕にはノーチャンスだ。ブライソンみたいに200マイル(約320キロ)のボールスピードはないからね」と淡々。「でも、きょうは(2打目を)7Iで打った。毎日7Iでグリーンを狙えたら幸せだ」と穏やかだった。(フロリダ州オーランド/桂川洋一)
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