3月29日に行なわれたU-24代表マッチ、日本vsアルゼンチンの第2戦は、序盤から攻守両面で圧倒したホームチームが3-0の快勝を収めた。舞台となった北九州スタジアムのピッチで躍動したのがほかでもない、19歳のMF久保建英である。
第1戦に0-1で敗れて苦虫を噛んだエースは、キックオフ直後から激しいフォアチェックを敢行してチームを牽引。ボールを持てば鋭い仕掛けや的確なパス出しで局面を前に進め、アルゼンチンDF陣に的を絞らせなかった。後半には左CKからインスイングの精緻なクロスで板倉滉のヘディングゴールを立て続けに演出。試合後は「(板倉は)これから2点取ることはないと思うので、しっかり喜びを噛みしめてほしいかなと思います」と真顔でジョークを飛ばし、会場を沸かせた。
そんな久保のハイパフォーマンスに興味津々なのが、お隣り韓国のスポーツメディア『OSEN』だ。「クボにとってU-24のカテゴリーは狭いもの。彼はやはり別格だった」と評し、「75分間で2アシストという結果を残してお役御免となったが、存在感は十二分。試合をしっかり決定づけてからピッチを去ったのだ。アルゼンチンという強国から勝利を挙げる立役者となり、日本に希望の火を灯す大きな成功をもたらした」とレポートしている。
五輪サッカー競技・男子はようやく出場全16チームが出揃い、抽選会は4月12日にスイスのFIFA本部で実施される予定だ。アジアから日本、韓国、サウジアラビア、オーストラリアの4か国がエントリーしている。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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