テニス・マイアミ・オープン(29日、米フロリダ州マイアミ)女子シングルス4回戦で世界ランキング2位の大坂なおみ(23)=日清食品=は、同17位のエリーズ・メルテンス(25)=ベルギー=を6-3、6-3で下し、準々決勝進出を決めた。マイアミ・オープンでの最高成績は3回戦で、今回が初の8強入り。「子供のころからなじみのある大会で準々決勝に進めたことは、自分にとって非常に大きい」と声を弾ませた。
第2セットの第5ゲーム終了後、メルテンスが右肩の違和感を訴え、メディカル・タイムアウトを取った。中断中、リラックスした表情でサーブ練習などを行っていた大坂が、試合再開後に怒濤(どとう)の11連続得点。第4ゲームにブレークを奪われ、第5ゲームもあっさりとキープされた嫌な流れを吹き飛ばし、ゲームカウント2-3から4ゲーム連取で白星をつかんだ。試合後のインタビューでは「彼女の右肩が無事であることを願う」と気遣った。
これで昨夏から23連勝(自身の棄権による不戦敗や対戦相手の棄権による不戦勝除く)とし、「精神的に強くなった」と納得の表情を浮かべた。
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