東京オリンピックの聖火リレーが始まったことについて、海外メディアも、相次いで報じています。
このうち、フランスのAFP通信は、「延期されたオリンピックのスタートに向けて大きな1歩を踏み出した」と伝えています。
AP通信は、日本では一般の国民に向けた新型コロナウイルスのワクチン接種がまだ始まっていないと伝えるとともに「聖火リレーによって感染が地方に広がるのではないかという恐怖がある中、きたるオリンピックの開催に向けて大きな試金石になる」と指摘しています。
また、ロイター通信は、有名人やアスリートが相次いで聖火ランナーを辞退したことを伝えるとともに、聖火リレーが行われている沿道の様子について「わずかな数の見物客がお互いの距離を保ちながら、手をたたいたり、振ったりしていた」としてコロナ禍で始まった異例の聖火リレーであることを強調して伝えています。
さらに来年冬に北京オリンピックが予定されている中国では国営の新華社通信が「新型コロナウイルスの感染がある中でも、オリンピック開催に向けて確かな一歩を踏み出した」と伝えたほか、国営の中国中央テレビも聖火リレーが始まった福島県からの現場中継も交えて伝えるなど、関心の高さをうかがわせています。
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