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角田裕毅がF1プレシーズンテストでのDRS問題に言及 - TopNews

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2021年03月25日(木)17:37 pm

今年アルファタウリ・ホンダでF1デビューを飾る角田裕毅が、バーレーンで行われたF1公式プレシーズンテストにおけるDRS問題について言及した。

ホンダのサポートを受ける角田はレッドブルの育成ドライバーとして下位カテゴリーのF3とF2をトントン拍子にクリアし、今年は7年ぶりの日本人F1ドライバーとして開幕戦のグリッドにつくことになる。

レッドブルのドライバープログラム責任者として知られるヘルムート・マルコも角田の才能を高く評価するコメントを行ってきているが、最近も次のように語っている。

「彼は、F1史上最高の日本人ドライバーになるだろう」

だが、角田がプレシーズンテスト最終日に全体の2番手となるタイムをたたき出したときには本来指定された区間よりもかなり前からDRS(空気抵抗低減システム/可変リアウイング)を作動させていたことが明らかとなっており、このことに関してもメディアはかなり大きく取り上げていた。

そして、このほど角田自身がその問題について口を開いた。

「そのことが騒ぎになっているのは目にしました」

「確かに僕はDRSをほかのドライバーたちよりも早く開けていました」

「実際のところ、あれはかなり奇妙でした。と言うのも、テストの2日目まではDRSの作動ボタンを押すことはできたものの実際にDRSゾーンにいなければ何も起こらなかったんです」

ところが、角田によれば、最終日にはボタンを押したところすぐにDRSが作動してしまったのだという。

「僕はFIA(F1統括団体の国際自動車連盟)がシステムのテストをしているに違いないと思いましたし、その恩恵を受けることができました」

「僕はほかの者たちよりもほんの少し早くDRSを開けました。それによってコンマ2秒ほど得られたと思っています」

「開幕戦(バーレーンGP/28日決勝)の予選の前にもっと改善することができると考えていますが、いずれにしても、僕のテストはよかったと思っています」

バーレーンでのテスト後にはアルファタウリのチーム代表を務めるフランツ・トストが角田のことを賞賛するコメントを行っていたが、そのことについて質問を受けた角田は次のように答えている。

「もちろん、それはうれしかったです。とりわけ、僕のターン1への対応にフランツが目をつけてくれたからです」

「フランツは僕にとっては祖父のような存在です。(テスト)初日に、僕は彼からテストタイムを気にするのではなく、クルマの限界を探るようにと言われました」

ともあれ、バーレーンでのプレシーズンテストではかなりいい結果を残した角田とアルファタウリ・ホンダだが、マルコは今年のアルファタウリは全体の5番手に位置していると考えているようだ。

「我々の分析によれば、アルファタウリはマクラーレンとアストンマーティンのすぐ下にいるはずだ。そしてフェラーリやアルピーヌとはほぼ互角だ」

母国オーストリアの『Kleine Zeitung(クライネ・ツァイトゥング)』にそう語ったマルコは次のように付け加えた。

「いずれにせよ、ウィリアムズ、ハース、そしてアルファロメオよりは上だよ」

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